36歳のロンドン出身者であるジョシュアが
ポールの顎を粉砕し、2度のヘビー級王者である
タイソン・フューリーとの“遅れてやってくるが超巨大な”オール・ブリティッシュ対決への道を、また一つ切り開く瞬間を見届けるため、
世界中で約3,300万人がNetflixにチャンネルを合わせた。
ジョシュア(29勝4敗、26KO)は2月または3月に再びリングに上がると考えられており、
伝説的なオランダ人キックボクサーであるリコ・ヴァーホーベンの名前が対戦候補として取り沙汰されている。一方、フューリー(34勝2敗1分、24KO)が引退を撤回する場合、カナダ拠点のロシア人ファイター、アルスランベク・マフムドフと対戦するのではないかという噂も根強い。
フューリーの長年のプロモーターであるフランク・ウォーレンは、ジョシュアがポール相手に5ラウンドにわたって苦戦する姿を見なくとも、ザ・リング誌元ヘビー級王者であるフューリーが2度の統一王者ジョシュアを打ち破るという長年の確信を揺るがすことはなかった。しかし今では、37歳のフューリーが決定的な形で優位性を証明すると、これまで以上に強く確信しているという。
「タイソンは彼をノックアウトする」とウォーレンはSky Sportsのポッドキャスト番組『Toe2Toe』に出演した際に語った。「間違いなくKOする。
その根拠は、彼が強打者であるという事実だ。AJは打たれやすいし、相手は単なるボクサーではない。本物のファイターだ。大きな体を持ち、強烈なパンチがあり、さらに強い顎も持っている。タイソンは回復力も非常に高い。
君自身も見てきただろう。彼はダウンを奪われても、もう終わりだと思われた場面から立ち上がり、そこから試合をひっくり返して勝ってきた。何度もそうしてきたんだ」
ポール戦は、2024年9月に行われたIBFヘビー級タイトル戦でダニエル・デュボアに5回KO負けを喫して以来となる、ジョシュアの復帰戦であった。しかしウォーレンは、フューリーが同じ結末を繰り返すという自身の考えを揺るがす材料を、何一つ見出していない。
「AJには隙がある。彼と戦うタイソンについては、ダニエル・デュボアが戦った時と同じくらいの自信を持っている」