先週金曜日に行われた
アンソニー・ジョシュアによる
ジェイク・ポールへの6回KO勝利は、その注目度を裏付ける数字を記録した。
マイアミのカセヤ・センターからNetflixで配信されたこの一戦は、Most Valuable Promotions(MVP)とNetflixが発表したプレスリリースによると、「VideoAmpおよびNetflixの集計で、ゴングから試合終了までの世界全体における平均同時視聴者数(AMA:Average Minute Audience)が、Live+1視聴で推定3,300万人に達した」という。セミファイナルでは、統一王者の
アリシア・バウムガードナーがレイラ・ボードワンを相手に12回戦の判定勝ちを収めたが、この試合のAMAは1,500万人だった。
さらにMVPは、ジョシュア(29勝4敗、26KO)とポールの試合が、NetflixのグローバルSNSチャンネル全体で12億5,000万インプレッションを記録したことも明らかにした。それに加え、
ジョシュアの強烈な右ストレートがポールを4度目、そして最後となるダウンに沈め、顎を2カ所骨折させた決定的瞬間のスローモーションクリップは、NetflixのグローバルSNS上で2億1,400万インプレッションを記録し、Netflixのライブイベント史上、最も視聴されたクリップとなった。
この試合は、X(旧Twitter)において世界トレンド1位を記録したほか、米国および英国を含む複数の国で、金曜日におけるNetflix最多視聴イベントとなったこともMVPは伝えている。また、ジョシュア対ポール戦は、カセヤ・センターにおけるボクシング興行史上、最高のゲート収入を記録した。
試合内容に目を向けると、ポールは直径22フィートのリングを広く使い、最初の4ラウンドは動き回ることでジョシュアの攻撃をかわすことに成功した。しかし5回に入るとスタミナの消耗が見え始め、このラウンドで2度のダウンを喫した。
6回にはジョシュアがさらに1度ダウンを奪い、最終的にはロープ際に追い込み、最後の右ストレートでポールの
顎を砕いて試合を終わらせた。
なお、ポールが昨年11月に行ったマイク・タイソンとの試合は、世界全体で推定1億800万人のAMAを記録し、同時接続数6,500万という史上最多ストリーミングを達成したスポーツイベントとなった。この興行のセミファイナルで行われたケイティ・テイラー対アマンダ・セラーノの再戦は、テイラーが判定勝ちを収めたが、世界全体で推定7,400万人がライブ視聴し、AMAは4,700万人に達し、米国史上最も視聴された女子格闘技の試合となった。
また、ジョシュア対ポール戦の視聴者数は、9月13日に行われ、
テレンス・クロフォードがサウル「カネロ」アルバレスを判定で下してスーパーミドル級4団体統一王者となった試合にも、わずかに及ばなかった。クロフォード対カネロ戦は、試合を通じてAMA3,660万人を記録している。