先週報じられた通り、ジョルジョ・ヴィジオリはクリスマス前週のマッチルーム興行で2025年を締めくくる。イングランド・ライト級王座挑戦権を懸け、
ジョー・ホワースとの最終挑戦者決定戦に臨む。
ジャロン・エニス対ウィスマ・リマ戦のアンダーカードで、タフなジェームズ・ウィルキンスを相手に勝利してからわずか2週間。ヴィジオリ(9勝無敗、6KO)は、ライト級(135ポンド)で母国リングに戻り、
さらに進化した姿を見せる準備ができている。
22歳のヴィジオリはプレスリリースでこう語った。
「この試合を受けたジョーには敬意を払うけど、彼はただ俺の前に立ちはだかるひとりの男に過ぎない。勝って魅せて、次はタイトルを獲りに行く。いいファイターだとは思うが、俺とやるにはまだ早いよ。」
一方、ホワース(14勝1敗、4KO)は、多くの人々が将来の世界王者と評する相手との対戦を、自らの実力を示す絶好のチャンスとして捉えている。
「ようやく自分がどれほどの実力を持っているかを示すチャンスが来た。俺は彼に劣らない実力を持っていると信じているし、世界レベルの有望株であることを証明したい」とホワースは語った。
この日のセミメインでは、
ジョン・ヘッジズ(11勝無敗、3KO)が、経験豊富なベテラン、
エリス・ゾロ(18勝3敗、7KO)を迎え撃ち、イングランド・クルーザー級王座の防衛戦に臨む。見た目以上に厄介な試合となりそうだ。
ヘッジズにとって今年2度目のリングだが、王座防衛戦はこれが初めてとなる。亡き恩師
リッキー・ハットンに捧げる勝利を目指す。
ゾロは
7月26日、ボーンマスで行われた10回戦で、ベン・デイヴィソン門下の有望株
アロイス・ジュニアに僅差で敗れたが、多くの関係者が判定に不満を示した。その雪辱を果たすべく、ロンドンのインディゴ・アット・O2で波乱を起こす構えだ。
また、ジュニアフェザー級の有望株コナー・ミッチェルは、マッチルームとのプロ契約から2カ月を経てデビューを果たす。彼の憧れであり父でもあるケビン・ミッチェルは、かつて同プロモーションでライト級として印象的なキャリアの最後の3年間を過ごしている。
さらに、
ティーンエイジャーの天才バンタム級選手ティア=メイ・エイトンを筆頭に、今月初めのヨークホール大会で快勝を収めた新鋭たちが再登場する。
テイラー・ベバン、エマニュエル・ブティジェグ、そしてアダム・マカの3人も、それぞれ10月17日の勝利を経てリングに戻ってくる。