ザンダー・サイヤスが154ポンド級のトップファイターかどうかは議論の余地があるが、新たに獲得したWBO王座によって、この階級で発言権を持つ存在になった。
サイヤス(22勝無敗、13KO)は、ヴァージル・オルティス対エリクソン・ルビンを
現時点で最も注目すべき一戦のひとつと見ている。表面的には、11月8日にテキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで行われる試合で、オルティスが大本命とされている。
理屈は通っている。オルティスは無敗のKOアーティストであり、一方ルビン(27勝2敗、19KO)は2度のストップ負けを喫している。
とはいえ欠点はあっても、サイヤスは
ルビンを軽視していない。
「素晴らしい試合になると思う」とサイヤスはYouTubeチャンネル『Fight Hook News』で語った。「彼には勝つために必要なスキルもすべて備わっている。番狂わせもあると思う。」
オルティス(23勝無敗、21KO)はキャリア最高の状態にあるとも言われる。連戦で
セリイ・ボハチュク(かつてトップ10のジュニアミドル級と見なされた男)を倒し、2月22日には元王者イスラエル・マドリモフも撃破した。
「欲しいのは勝者だ」と彼は言い切った。