ライアン・ガルシアが最初から望んでいたのは、
デビン・ヘイニーとの再戦ではなく、テオフィモ・ロペスとの対戦だった。
5月にニューヨークのタイムズスクエアで開催された『ザ・リング』の三大イベント(
ガルシア vs. ロランド・ロメロ、ヘイニー vs. ホセ・ラミレス、
ロペス vs. アーノルド・バルボサ)のプロモーション期間中、ガルシアとロペスは舞台上でたびたび舌戦を繰り広げ、注目を集めた。
ヘイニーが11月にブライアン・ノーマンとの試合に進む中、ガルシアはロメロに番狂わせで敗れたとはいえ、再戦が実現しなければ、動きのないロペスとの望み続けた対戦が実現する可能性がある。
「テオフィモ・ロペスがどうしているのか分からない。静かだ」と
ガルシアは『
ザ・リング』に語った。「もしやる気があるなら、受けて立つ。自分にとってずっとやりたい試合だった。スタイルの相性もいい。本気で彼をKOできると思っている。自分のパンチの選び方と手数で、彼を打ち砕く。俺は間違いなく彼の弱点だ。ずっとその試合を望んできた。どんな挑戦でも受け入れる。」
ガルシア(24勝2敗、20KO)は右手の手術を経て12月の復帰を見込んでおり、一方ロペス(22勝1敗、13KO)は『ザ・リング』とWBOのジュニアウェルター級王者だが、
バルボサ戦での判定勝ち以降、復帰時期や対戦相手が未定のまま動きがない。