イングランド・ロンドン発 — 無敗の
ファビオ・ウォードリーとWBA“レギュラー”王者
クブラト・プレフの対決に向けて動きが再開した。
ジャレル・ミラーと
マイケル・ハンターの対戦が合意に達したことが確認されたためだ。
「ザ・リング・マガジン」が週末に報じたところによると、“ビッグ・ベイビー”ミラーとハンターは、9月11日にラスベガスで開催されるイベントのメインイベントを務める。この大会は、2日後に同市のアリージアント・スタジアムで行われる
サウル“カネロ”アルバレス対テレンス・クロフォード戦の盛り上げの一環となる。
ハンターは、5月に
ドン・キングがパースビッドを制して8月23日にプレフのレギュラー王座に挑戦する予定だった。しかし、公式な試合予定が立たないまま、かつてクルーザー級世界挑戦者だった彼は別のチャンスに向かって動き出している。
これにより、6月7日にイプスウィッチ・タウンのポートマン・ロードでの雨の中、
ジャスティス・フニに劇的な逆転勝利を収めてWBA暫定王座を獲得したウォードリーが、ついにプレフと対戦する道が開かれた。
ウォードリーはその試合の1週間後に初めて父親となったが、最近ザ・リングに対し、今年後半のリング復帰に向けて意識を向けていると語った。
また、ハンターがミラー戦に動いたことで、プレフとの対戦の可能性を探るようチームに指示していると伝えられている。
もちろん、無敗の統一王者
オレクサンドル・ウシクはWBAフルタイトルを保持しているが、その下位のランキング状況はますます複雑化していた。現在、レギュラー王者プレフと暫定王者ウォードリーの対戦は、その問題解決に大きく寄与することになるだろう。
「ザ・リング・マガジン」との独占インタビューでウォードリーはこう語った。「WBAは年内にこの問題を解決しなければならないと言っている。だから暫定王者は年内にレギュラー王者と戦う必要がある。もしそれが実現しなければ、WBAに対して『ちょっと待って、これどうなってるんだ?』と話をしなければならない」。
「進展を遅らせているのは俺じゃない。自分の仕事は終えて、KOで勝った。じゃあどうやって物事を動かすんだ?俺たちはしっかり動きをチェックしている。これがトップのボクシングというものだ。どうしても止まったり始まったり、停滞することがあるんだよ」
「時には待って、自分の立場を守ることも必要だ。今の俺は、ただ戦うためだけに戦う必要はない。今の計画はレギュラー王座を狙うことで、他の選択肢は考えていない。WBAがどう言うか次第だが、俺の主張は、仕事は果たしたし、忙しくてアクティブで、今すぐにでも戦う準備ができているということだ」
現在44歳のプレフは今年まだ試合をしておらず、直近の試合は12月7日にブルガリア・ソフィアホールで行われた
マヌエル・チャーとの対戦で、12回ユナニマス判定勝ちを収め、戦績を32勝3敗14KOとした。
一方30歳のウォードリーは現在19勝無敗1分、18KOで、秋の試合に向けて完全なキャンプ再開の準備を進めており、その相手がプレフになることを望んでいる。
一夜にして、プロモーターのドン・キングはセラとTKOに対し差し止め命令を発し、ハンターとの契約は有効であり、ミラー対ハンターの対戦に関与していないと主張した。
「彼らはWBAとそのプレフ対ハンター王座戦に関する明確な指示に従わず続けている。ハンターはドン・キング・プロダクションズと契約しており、世界王座をかけて戦うことになる」
この件は現在進行中のストーリーである。