ジャレッド・アンダーソンとの対戦は当初の予定通りにはならなかったが、
ジャレル・ミラーは同年代の
マイケル・ハンターとのオールアメリカン・ヘビー級対決を、ちょうど1か月後に迎えることとなった。
この試合は、今後数週間で発表される多くの試合の第一弾であり、9月11日にラスベガスで行われるイベントのメインを飾る。このイベントは、
カネロ・アルバレス対テレンス・クロフォードの一戦を中心としたファイトウィークの一環である。両者によるスーパーミドル級全王座統一戦は、その2日後にアレジアント・スタジアムで開催され、
世界中でNetflix独占配信となる。
ミラー(26勝1敗2分、22KO)は当初、6月7日にイングランドのイプスウィッチでWBA暫定王者ファビオ・ウォードリー(19勝0敗1分、18KO)と敵地で対戦する予定だった。
しかし、37歳のミラーは
キャンプ中に肩を負傷し、1か月前に試合を辞退した。その後、リヤド・シーズン責任者トゥルキ・アラルシクが先月オンラインで公開した対談の中で示唆したように、“ビッグ・ベイビー”・アンダーソンとの対戦が有力視されていた。
ウォードリー戦が流れた後も、ミラーは多くの発言を続け、無敗の英国人が
ジャスティス・フニを劇的に下す様子を見守った。
さらに、
長期王者だった元チャンピオン、デオンテイ・ワイルダーの復帰やアンダーソンらへの批判も展開。ニューヨーク出身の彼は、昨年クロフォード対イスライル・マドリモフ戦のアンダーカードで元王者
アンディ・ルイスと12回戦のマジョリティ・ドローを演じて以来、ちょうど1年となる今週まで、新たな試合日程とビッグマッチを探し続けてきた。
今回の相手は、元クルーザー級で実績を残した高ランク挑戦者のハンター(WBA1位、IBF7位)である。ハンターは2017年4月、WBO王座を懸けた
オレクサンドル・ウシク戦で最終ラウンドにダウンを喫し、12回判定で敗れている。
その後、無敗のウシクと同様にボクシング界の花形であるヘビー級へ転向。2021年以降はメキシコと米国での試合を行き来しながらも、質の高い相手との対戦機会には恵まれず、試合間隔が空く状況が続いていた。そうした中で、今回が2025年初の試合となる。
今後数日以内に、さらなるアンダーカード情報が発表される予定である。