モーゼス・イタウマは、1月24日に行うクイーンズベリーの「マグニフィセント7」シリーズ最新大会で
ジャーメイン・フランクリンと対戦し、マンチェスター大会のメインイベントを務める。
フランクリン(24勝2敗、15KO)は、英国のファンにもおなじみの存在で、2022年11月から2023年4月にかけてのわずか5か月間で、
イタウマの元対戦相手ディリアン・ホワイトおよび元2団体統一ヘビー級王者
アンソニー・ジョシュアと12ラウンド戦い抜いている。
WBAの第1位コンテンダーであるイタウマ(13勝0敗、11KO)は、
当初12月13日にデレック・チゾラとそれぞれ別の試合で大会を締めくくる予定だったが、クブラト・プレフがムラト・ガシエフとの対戦を選んだとの報道が出て状況が一変する。これは、WBAが20歳の新星イタウマ陣営に交渉開始を
命じたわずか数日後の出来事だった。
そのため、リング外で待機するのではなく、イタウマは耐久力ある相手フランクリンとの一戦で理想的な経験の場を得ることになる。フランクリンは、9月13日のカネロ対クロフォード戦のアンダーカードで、
イワン・ディチコに対して10ラウンドの僅差判定勝を収め、16か月ぶりに復帰を果たしている。
そのほかの試合でも、ライトヘビー級をはじめとする注目の対決が新年の幕開けを飾るカードとして発表されている。
ザ・リング誌の第10位コンテンダー、
ウィリー・ハッチンソン(19勝2敗、14KO)は、マーク・ジェファーズ戦での勢いをそのままに、
エズラ・テイラー(12勝0敗、8KO)との対戦に臨む。先月、
ルイス・エドモンドソンが股関節の負傷により英国タイトル戦が白紙となったことを受け、待機を拒んでの決断だ。
両者は、11月1日に行われたジョシュア・ブアツィのプロモーションデビュー戦でリングサイドに居合わせ、試合(ザック・パーカーに対する10ラウンドのマジョリティ判定勝)が物議を醸す結末となる中で激しい口論を交わした。そこからわずか2週間も経たずして、両者の直接対決が正式に決まった。
続報はまもなく伝える。