『ザ・リング』が入手した情報によると、今週末に予定されていた英国ライトヘビー級王者ルイス・エドモンソン(11勝1敗、3KO)と
エズラ・テイラー(12勝0敗、8KO)の試合が中止になったという。
エドモンソンは最終調整の段階で股関節を負傷したとみられ、現在クィーンズベリー陣営は31歳のテイラーの代役を探している。この遺恨試合は、ニュージーランドのWBO暫定王者
ジョセフ・パーカー(36勝3敗、24KO)とWBA王者
ファビオ・ウォードリー(19勝0敗1分、18KO)によるヘビー級対決のセミメインとして組まれていた。
大会は土曜夜、ロンドンのO2アリーナから
DAZNで独占配信される予定だった。
エドモンソンとテイラーはここ数ヶ月、激しい舌戦を繰り広げていた。
昨年7月、エドモンソンはウクライナの無敗プロスペクト、ダニエル・ラピンとの対戦で惜しくもマジョリティ・デシジョン負けを喫した。この試合は、オレクサンドル・ウシク対ダニエル・デュボアのヘビー級4団体統一戦リマッチのアンダーカードとして行われたものだった。
現在、英国ライトヘビー級戦線は活況を呈している。
11月1日には、
ジョシュア・ブアツィ(19勝1敗、13KO)が
ザック・パーカー(26勝1敗、18KO)と対戦し、その勝者が統一王者かつ『ザ・リング』誌チャンピオンであるドミトリー・ビボルの持つWBO王座挑戦に一歩近づくことになる。
アンダーカードでは、欧州王者ブラッド・レア(21勝1敗、10KO)が元世界タイトル挑戦者リンドン・アーサー(24勝3敗、16KO)を相手に
初防衛戦に臨むほか、リアム・キャメロン、トロイ・ジョーンズ、ビリー・デニス、エズラ・アラニエカらも出場予定だ。
11月22日には、ロンドン出身のアンソニー・ヤード(27勝3敗、24KO)が
デビッド・ベナビデス(30勝0敗、24KO)の持つWBC世界ライトヘビー級王座に挑戦し、サウジアラビア・リヤドで開催される豪華カード「リングIV」のメインイベントを飾る。
タイミング的にも、エドモンソンとテイラーがついに因縁に決着をつけるには絶好の機会だった。勝者は英国ライトヘビー級トップ戦線に名を連ねる立場を確立するはずだった。