ジョセフ・パーカーは、今月下旬の
ファビオ・ウォードリー戦が順調に進めば、12月13日に
モーゼス・イタウマと対戦する用意があると表明した。
2024年に驚異的な4連戦をこなしたパーカーだが、その後は試合数が減少しており、今回のウォードリー戦は今年初めに
マーティン・バコレをノックアウトして以来、18か月ぶりの2試合目となる見込みである。
現在33歳のパーカーは、ウォードリーに勝ってからさらにもう一度年内にリングに上がることを望んでおり、12月13日に向けての準備ができていると強調した。
パーカーは「年に一度しか試合をするのでは全く足りない。できる限り頻繁に戦いたい。もし10月25日のウォードリー戦が上手くいけば、年末にまたリングに上げてほしい」と述べた。
「(イタウマは)是非自分がやりたい相手の一人である。どんな相手でも受けるつもりだ。俺は試合の間を取って相手を選ぶためにこのボクシングをやっているわけではない。」
「どんな相手でもやる」という姿勢を示した。
『ザ・リング・マガジン』のマイク・コッピンガーが報じたところによれば、
マイケル・ハンターとデビッド・アデレイがクリスマスの8日前にイタウマと対戦する候補に挙がっているが、パーカーもその候補に名乗りを上げている。
パーカーはさらにこう付け加えた。「モーゼスは素晴らしい才能だ。彼は目の前の相手としか闘えないが、毎回相手の『商売』を奪ってきた。若く、パワーがあり、速い。
俺は誰とでも戦うつもりだ。聞け、彼は大きな脅威である。非常に才能ある若手で、目の前にいる相手を支配してきている。それゆえ皆が高額な金を要求するのも当然だ。
しかし、もし実現できるのなら、それは実現するだろう。」
パーカーは現WBO暫定王者でもあり、もしWBA暫定王者のウォードリーに勝てば、統一ヘビー級王者
オレクサンドル・ウシクへの挑戦権に繋がる立場になることも認識している。ウクライナ出身のウシクは現在背中の負傷を治療中で、いつ復帰して試合に臨むかは不透明である。
パーカーは次のようにも語った。「彼が負傷しているのは我々も知っている。彼は延長をWBOからもらった。
彼は素晴らしい王者で、ボクシング界で多大なことを成し遂げてきた。我々は皆、彼がヘビー級を制したやり方を知っている。
だからトップにいる選手たちだけでなく、全てのヘビー級ファイターにとって、世界王座にもう少し動きが欲しいのだ。だからウシク、来いよ。我々は少しアクションが必要である。
だが今のところ俺は自分がコントロールできることと目の前の相手にだけ集中している。試合ごとに対処していくつもりだ。先を見すぎるのは得策ではない。もしウシクが出られるなら素晴らしい、俺は彼の顔も粉砕してやるつもりだ。しかし彼が出られないなら、目の前の相手を片づけるだけである。
今はファビオ・ウォードリーだけに集中している。彼に全注意を向けており、彼が何をもたらすか、どのようにトレーニングしているかに興奮している。」