ようやく
ジョセフ・パーカーの次戦の日程が決まった。
サウジアラビアで急遽対戦したマーティン・バコレを粉砕し、暫定WBO王座を守ってから8か月後、元王者は1
0月25日に好調のWBA暫定王者ファビオ・ウォードリーを迎え、防衛戦に臨む。
ウォードリー(19勝0敗1分、18KO)は、6月7日に地元イプスウィッチで無敗のコンテンダーだったジャスティス・フニを相手に、
壮絶な逆転ノックアウト勝利を収め、その後、公然と混迷する団体ランキング上位の状況を注視していた。
クブラト・プレフ対マイケル・ハンター戦は当初8月23日に予定されていたが、その後10月4日にマイアミで行われることになった。一方でハンターは、今週末に行われる
カネロ・アルバレス対テレンス・クロフォードのイベントの一環として、ジャレル・ミラーと対戦することで合意していた。
それ以来、この話は流れてしまい、以前に予定されていたWBA「レギュラー」タイトル戦が計画通り行われるかどうかは不透明なままだ。その間に、ウォードリーの無敗のジムメイトである
モーゼス・イタウマが、先月のランキング更新でハンターを抜き1位に浮上している。
新たに父親となったウォードリーは、その間も多忙を保つという約束を守り、キャリア最高の挑戦となる試合に臨む。もし成功すれば、4団体統一王者オレクサンドル・ウシクとの対戦も決して夢物語ではなくなることを理解している。
ウシクは、7月19日にウェンブリーで行われたダニエル・デュボアとの再戦で5回ストップ勝ちを収めてから5日後、指名挑戦者パーカーとの
対戦交渉を開始するよう命じられていた。
ウシク陣営は延期を要請し、チームディレクターの
セルヒイ・ラピンは、王者は自身の将来を決める権利を得ており、負傷を抱えながら取り組んだ「過酷な」トレーニングから回復する時間を取る必要があると説明した。
先月、ウシクがダンスをしたりサッカーをする映像が出回ったことで、その負傷について疑問の声が上がったものの、陣営はそれらの行為は「リングに上がる準備が整っていることを示すものではなく」、医師の助言と矛盾するものでもないと主張して反論した。
その後WBOは、8月9日を遡及起点としてウシクに90日間のメディカル延長を認め、修正された30日間の交渉期間は11月7日金曜日から始まることになった。
このタイムラインは
パーカー対ウォードリー戦の勝者にほぼ完璧に合致しており、パーカー陣営は本来ならもっと早い時期のウシク戦を望んでいたものの、ニュージーランド人はその間に試合を続けられることに感謝している。
プロモーターのデビッド・ヒギンズはSky Sportsに対し、ウシク陣営が関心を示していない印象を与えているとはいえ、これは正しい方向への歓迎すべき一歩だと語った。
「ウシクが勝者と戦わなければならないと言われたことは喜ばしい。ここに至るまでには多くの努力が費やされてきただけに、満足感がある」
「ウシクが勝者と戦いたいと思っているかどうかは分からない。[ウシク]陣営からの連絡や関与がほとんどなく、何とも言えない。もし自分の家を賭けろと言われたら、おそらく彼は[パーカーとの]試合を望まないだろうと言うね」
いずれにせよ、彼はいま決意を秘めたノックアウトアーティストへの準備を進めなければならない。
「ファビオには熱狂的な支持層がいて、8年間無敗の戦績を築き、一度も敗れていない。誰でも倒せるファイターであり、強烈なパンチを持っているから、ジョセフは万全の状態で最高の戦いをしなければならない」
「彼が勝ち抜くべきだが、ファビオは誰をもノックアウトできる。これは興味深くエキサイティングな試合であり、タイトルを待つ間にコンディションを維持する素晴らしい方法だ」