ジョセフ・パーカーは、いずれにせよ長年待ち望んできたタイトル挑戦の機会を手に入れることになる。
WBO(世界ボクシング機構)の会長グスタボ・オリヴィエリは、木曜日に自身のX(旧Twitter)アカウントを通じて、WBOがヘビー級のタイトルマッチを指令したと発表した。試合の組み合わせは、4団体統一王者である
オレクサンドル・ウシクと、WBO暫定王者であり指名挑戦者でもある
ジョセフ・パーカーである。オリヴィエリはまた、両陣営による自由交渉期間の開始時期についても近日中に発表すると付け加えた。
ニュージーランド出身のパーカーは、当初2月22日にサウジアラビア・リヤドのANBバンク・アリーナにて
ダニエル・デュボアとIBF王座をかけて対戦する予定だったが、デュボアが試合週に体調を崩して棄権。その代役として急遽出場した
マルティン・バコレ(21勝2敗1分、16KO)をパーカー(36勝3敗、24KO)は第2ラウンドでノックアウトし、WBO暫定王座を獲得した。
ウシクは、
フューリー(34勝2敗1分、24KO)の16年間に及ぶプロキャリアで唯一の敗北を与えた相手でもある。
元クルーザー級4団体統一王者であるウシクは、14カ月前にリヤドのキングダム・アリーナで行われた第1戦でスプリット判定勝ちを収め、4団体時代における史上初のヘビー級統一王者となった。そして、昨年12月21日、同じくキングダム・アリーナで行われた即時再戦では、ウシクが12ラウンドの判定で今度はユナニマス判定勝利を収めている。
パーカー(36勝3敗、24KO)は、2022年9月にイングランド・マンチェスターのAOアリーナでロンドンの
ジョー・ジョイス(16勝4敗、15KO)に第11ラウンドでノックアウトされて以来、6連勝中である。今回のバコレとの試合での勝利に加え、元王者の
ディオンテイ・ワイルダーや
ジレイ・チャンも撃破している。なお、パーカーは元WBOヘビー級王者である。