ハムザ・シェラーズは、「キング・オブ・スポーツ」と称されるテレンス・クロフォードがスーパーミドル級にとどまるなら、次戦で対戦する用意がある。

クロフォードは土曜夜、２階級上げてサウル「カネロ」アルバレスを判定で明確に下し、史上初めて３階級での４団体統一王者となる歴史的快挙を成し遂げた。

ラスベガスのアレジアント・スタジアムでの結果は、無敗のハムザ・シェラーズのキャリアに大きな影響を及ぼすことになる。本来なら、カネロ（63勝3敗2分, 39KO）がクロフォード（42勝0敗, 31KO）を退けていれば、来年初めにシェラーズがその王座に挑戦する予定だった。

現在、「ザ・リング・マガジン」のインタビューで、シェラーズ（22勝0敗1分, 18KO）は168ポンド級の新時代到来を歓迎し、カネロ戦を追うよりも世界タイトルへの挑戦を優先したいと明かした。

「もちろんカネロと戦うこともできる」と、NFLレイダースの本拠地スタジアムでリングサイドから観戦していたシェラーズは語った。

「だが自分が望むのはタイトル挑戦であって、それを誰が持っていようと関係ない」

「クロフォードがタイトルを持ち、この階級にとどまるなら俺は彼と戦う。だがもし返上するなら、WBCで自分が指名挑戦者だ。とにかくタイトルに挑みたいだけだ」