ニューヨーク —
エミリアーノ・バルガスは、自分があと3~4試合以内に140ポンド級のタイトル挑戦にふさわしい状態になると信じている。
その王座挑戦が
テオフィモ・ロペスとの対戦になるとしても、台頭するジュニアウェルター級のバルガスにとってはまったく問題ない。リング誌およびWBO王者であるロペスとの親しい関係が、両者の対決を妨げることはないと彼は言う。
バルガス(15勝0敗、13KO)は、土曜夜にマディソン・スクエア・ガーデンのシアター
でアレクサンダー・エスピノサを初回KOで下した後、ロペスへの挑戦について語った。
「テオは素晴らしいファイターだ」と、バルガスは記者団に語った。「彼のことはとても尊敬している。でも、彼が140ポンド級にとどまるなら、それは彼の選択だ。俺は彼といい関係にあるけど、最終的にはビジネスだ。彼は偉大なファイターだよ。」
28歳の誕生日を水曜日に迎えるロペスと、21歳のバルガスは、ラスベガスで共にトレーニングを積んできた。ロペスとの対戦は当然ながら大きなチャンスとなるが、王者の関心は、自身と年齢や階級内での地位が近い相手との対戦で
高額のファイトマネーを得ることに向けられている。エクアドル出身のエスピノサ(20勝4敗1分、9KO)をワンパンチでノックアウトした後、バルガスが示したのは、自分がこうした大舞台にまもなく対応できるという自信だった。スピードとパワーを兼ね備えたこのプロスペクトは、
1998年12月に21歳でジュニアミドル級王者となった父でありトレーナーでもあるフェルナンドと同様に、非常に野心的なようだ。
「俺がボクシングの新時代だ」とバルガスは語った。「俺のお気に入りのファイターたちはみんな30歳、36歳、28歳、30歳って感じだ。だから、新しいスターたちがどんどん出てきてるし、間違いなく俺もそのひとりだ。どう展開しようが、それはそれでいい。俺の仕事は契約書にサインして、試合をすることだけさ。」
ロペス(22勝1敗、13KO)は、23歳のときにライト級の統一王者となった。2020年10月、当時32歳だった
ウクライナのワシル・ロマチェンコに判定勝ちを収め、番狂わせを起こした。
ロマチェンコに勝利したことで、ロペスは自身のIBF王座に加え、リング誌、WBA、WBCフランチャイズ、WBOの135ポンド級タイトルを獲得した。さらに2023年6月には、元スーパーライト級4団体統一王者ジョシュ・テイラーをアウトボックスし、リング誌とWBOのベルトを奪って2階級制覇を達成した。
「テオのことは120%尊敬してる」とバルガスは語った。「彼をけなしてるなんて言われるような切り抜きを作ってほしくない。俺はテオのことを愛してるし、尊敬もしてる。ただ、流れがどう転ぼうと、それはそれさ。でも俺はボクシングの新時代なんだ。他にもそういうファイターはたくさんいる。
そして俺は信じてる——これは傲慢な意味じゃなくて——世界王者になったファイターはみんな同じことを言ってきた。俺は心の底からそう信じてる。……絶対に実現するさ。」
Keith Idecは『ザ・リング』の上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。