【ニューヨーク】—
エミリアーノ・バルガスは土曜夜、なぜプロモーターのボブ・アラムやボクシング界の多くが彼のスター性に期待を寄せているのかを、衝撃的な形で証明してみせた。
急成長中のジュニアウェルター級プロスペクトであるバルガスは、マディソン・スクエア・ガーデン・シアターで行われたザンダー・ザヤス対ホルヘ・ガルシアのアンダーカードに登場。開始からわずか42秒、完璧なオーバーハンドの右を炸裂させ、アレクサンダー・エスピノサをノックアウトした。エスピノサが立ち上がろうとした際に再び崩れ落ちたところで、レフェリーのリッキー・ゴンザレスが試合をストップした。
ラスベガス出身の21歳バルガスは、元ジュニアミドル級王者フェルナンド・バルガスの3人の息子のうちの一人。スピードとパワーを兼ね備えた彼は、プロデビューから3年間で87%のKO率を誇り、現在は15勝無敗(13KO)としている。
「アレクサンダー・エスピノサは、これまでで最も経験豊富な相手だった」とバルガスはESPNのベルナルド・オスナに語った。「15ラウンド戦う覚悟はできていたけど、こんなに早く終われたのは幸運。オーバータイムに対してはギャラが出ないから、早めに終わらせたかったんだ。でも言った通り、僕はトップレベルの相手と戦う準備ができている。これからも僕の実力をどんどん見せていくつもりだ。」
エクアドル出身の34歳エスピノサは、2013年にプロデビューして以来、これがキャリア3度目のKO負けとなった。
Keith Idecは『ザ・リング』の上級記者兼コラムニストである。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。