数カ月前にWBCライトヘビー級王者に就いたものの、
デイビッド・ベナビデスは当面、その階級を離れる構えを見せる。
ラミレスは肩の手術からの復帰戦として
、1月16日にロビン・サファルを相手に防衛戦を行う予定だが、すべてが順調に進めば、その4カ月後にベナビデス戦が組まれる見通しだ。
そのシナリオにおいて、プロモーターのエディ・ハーンは五分の勝負になると見ている。しかし、もしベナビデスがザ・リングおよびIBF王者のジャイ・オペタイアに挑むとなれば、話は別だという。
「ジャイ・オペタイアには勝てないと思う」と、ハーンは『
ザ・リング』に語る。「ズルドには勝てるかもしれないが、そこは確信が持てない」。
ベナビデスと同様、オペタイア(29勝0敗、23KO)も直近で破壊的な勝利を挙げたばかりだ。
12月8日、フセイン・チンカラを8回TKOで下すと、ゴールドコースト・コンベンションセンターに詰めかけた地元ファンを沸かせた直後、ラミレスに対戦を呼びかける。
「自分にはあの“謙虚になる一撃”が必要だった。これからを見てほしい。俺たちは統一戦を望んでいる。ズルド、俺はベルトを追っている。ずっと求めてきたものだ。でも、いったんジムに戻って、さらに磨きをかける」と、オペタイアは試合後インタビューで語る。
ハーンの理想を言えば、次はオペタイア対ラミレス(48勝1敗、30KO)が実現すべきだという。しかし、ベナビデスがこの階級での初陣に向けて動き出した今、長年のプロモーターであるハーンは、メキシコ人同士の一戦も悪くない選択肢だと考えている。
「ズルド戦は、メキシコ人同士という点でも理にかなっているし、彼は3階級制覇王者になることができる」と、ハーンは付け加えた。