ファビオ・ワードリーの長年のマネージャーである
ディリアン・ホワイトは、世界ヘビー級4団体統一王者
オレクサンドル・ウシクが、2026年初頭に絶好調のイプスウィッチ出身ファイター、ワードリーと対戦すると確信していると語った。
無敗のウクライナ人が危険な元スパーリングパートナーとの対戦を無傷で乗り切った場合、2021年にWBC暫定世界王座を保持したディリアン・ホワイトは、その偉業がウシクを「過去20年間で最も偉大なファイター」としての地位に確実に押し上げるだろうと考えている。ウシクは2016年以降、クルーザー級とヘビー級の両階級で世界トップ選手たちを相手に勝利を積み重ねてきた。
先月の激闘に向けた準備期間中、ジョセフ・パーカー陣営がウシクの「勝者との対戦意欲」に好感を抱いたのと同様に、ディリアン・ホワイトはスカイスポーツの取材で、ウシクは誠実な男であり、次の挑戦から逃げるような性格ではないと語った。
ワードリーは立ち上がりでやや不安定な展開を見せたものの、
再び逆転勝利を収めた。前回
ジャスティス・フーニとの劇的な10回KO勝ちよりも1ラウンド遅い形で、パーカーとの互いにリスクを冒す必要のなかったエキサイティングな一戦を制し、WBO暫定王座を奪取した。
しかし30歳のワードリーは、不透明なWBA情勢が落ち着くのを待つことを良しとせず、多くの人々が彼を戦線離脱と見なす中でチャンスを掴み取った。2018年、
プロ4戦目の新人時代にスパーリング経験のあるウシクを相手に、再び同じアンダードッグの立場で臨むことになりそうだ。
「ウシクは常に最高の相手と戦ってきており、どんな挑戦からも逃げないように見える。ここ10試合を見ても、クルーザー級では世界最強の相手、ヘビー級でも同様に世界トップの相手とばかり戦っている。だからファビオと戦わない理由はない」とホワイトは語った。
「ウシクにとって予想外のビッグファイトが舞い込む可能性もあるが、ファンとして、そして彼の人間性を知る者として言えば、王座を返上することはないと思う。彼はファビオと戦うだろうし、もしその試合で勝てば、これまで倒してきた数々の強豪たちの上にその名を刻み、過去20年間で最も偉大なファイターであることが間違いなく証明される」
タイソン・フューリーとの3度目の対戦が浮上したものの、ウシク陣営はこれを否定している。また、UFCライトヘビー級王者
アレックス・ペレイラとのクロスオーバー戦や、賛否を呼ぶクルーザー級の
ジェイク・ポールとのMMAマッチなども、今年に入って噂を呼んでいる。
ポールは7月19日、ウェンブリーで行われたダニエル・デュボアとの再戦で、
ウシクが当時のIBF王者デュボアを5回TKOで下し、2度目のヘビー級4団体統一王者となった直後、リング上でウシクに祝福の言葉をかけ、軽いフェイスオフを交わした。
「ウシクは王者、挑戦者、トップコンテンダーたちと戦ってきただけでなく、異なる世代のファイターたちとも対戦し、彼らを打ち破ってきた。自分の世代の強豪はもちろん、その前の世代、そして次の世代の選手たちも倒している」とホワイトは言い加えた。
O2アリーナでの最新勝利後、
ホワイトは「ギャンブラー」ワードリーについて語り、これまで数々の難関を突破し、経験豊富すぎると見られていた相手たちを次々と退けてきたことで、ようやく批評家たちが彼に敬意を示し始めていると述べた。
「彼は本来なら彼を打ち負かすはずの相手たちを次々と倒し、しかも容易に勝っている。ファビオはいずれ世界王者になると思うし、最終的に4団体統一王者になっても驚かない」