デイブ・アレンは、10月11日にシェフィールドのユティリタ・アリーナで、かつて恐れられたヘビー級ファイター、
アルスランベク・マフムドフとの試合に臨み、キャリア最大級の試練に挑む。この試合は
DAZNでライブ配信される予定である。
昨年12月、ジョニー・フィッシャーとの物議を醸した引き分け試合を経て、一時は停滞していたアレンのキャリアは再び脚光を浴びた。そして、5月17日にはコッパーボックスでの再戦で、
アレンがフィッシャーを5回TKOで下し、さらに注目を集めた。
この勝利により、ドンカスター出身のアレン(24勝7敗、19KO)はエディ・ハーン率いるマッチルーム・ボクシングと複数試合契約を締結。33歳の彼にビッグファイトを用意する計画が立てられた。
デオンテイ・ワイルダーや
ジョセフ・パーカーとの対戦、あるいはジェイミー「TKV」チケヴァとの英国王座決定戦なども検討されたが、いずれも実現には至らなかった。
そのためアレンの次戦の相手として決まったのが、ロシア出身で36歳の強打者アルスランベク・マフムドフである。彼は2023年12月、
アギット・カバエルとの対戦で4回KO負けを喫するまで無敗を誇っていた。
マフムドフ(20勝2敗、19KO)はその後、グイド・ビアネロにも敗北を喫したが、直近の試合では6月にリカルド・ブラウンを初回KOで下している。
アレンは次のように語る。
「シェフィールドのユティリタ・アリーナでメインを飾れるなんて、最高に興奮している。これはずっと夢だった。俺はボクシングファンだから、ナシーム・ハメド、ケル・ブルック、ダルトン・スミスらがこの会場でメインを務めるのを見てきた。それだけに、自分の名前がそこに並ぶのは本当に素晴らしいことだ。
アルスランベク・マフムドフとの試合は、現時点で手に入る中で最大のテストだと思う。彼は見た目も強そうだし、良い勝ち星もあるし、世界ランキングも高い。彼に勝てば、自分も世界の舞台に大きく近づく。確かに、これは何も得られないかもしれない“ノーリスク”ではなく、“ハイリスク・ハイリターン”の一発勝負かもしれない。俺がアンダードッグとして見られているかもしれないが、それでもやる気満々だ。これはビッグステージでの最後のチャンスだと思っている。」
マッチルームと
DAZNの秋のシリーズは、9月6日にサンダーランドで行われる興行からスタートする。地元のヒーロー、パット・マコーマックがミゲル・パラと対戦するメインイベントが予定されている。
同カードでは、今夏のプロデビュー戦で揃ってKO勝ちを収めた若手3人、レオ・アタン、アダム・マカ、ティア・エイトンが再び登場する。
キャメロン・ヴォンも3月28日に
ジョーダン・フリンをKOで下して以来のリング復帰を果たす予定で、サンディ・ライアンも
ミカエラ・メイヤーに春に2度目の敗戦を喫した後、ジェイド・ギャリソンとの再起戦に臨む。
カードの締めくくりには、マーク・ディキンソン対トロイ・ウィリアムソンによる、イングランド・ミドル級タイトルをかけたノースイースト・ダービー戦が控えている。
同日夜、地球から5,000マイル以上離れたメキシコ・ロスモチスでは、エドゥアルド“シュガー”・ヌニェスがIBF世界スーパーフェザー級王座の初防衛戦として、クリストファー・ディアスと対戦する。
このベルファスト・ウィンザー・パーク興行では、アンダーカードにイシュメイル・デイビス対カオイミン・アギャルコ戦、パット・ブラウン、そしてデビュー戦となる
モリー「ミートボール」マッキャンも登場する。
10月17日には、ジョージ・リダードがキャリア最大の試練に挑む。ヨーク・ホールでキーラン・コンウェイと対戦し、英国およびコモンウェルス・ミドル級王座を懸けて戦う予定である。