プロ転向から2年、7戦を経た
フランチェスカ・ヘネシーが、元世界王者ファビアナ・ビティキとのキャリア最大の試練に挑む。両者は10月25日に開催されるブリティッシュ・ヘビー級王座決定戦
フレイザー・クラーク対ジェイミー・チケヴァ戦のセミファイナルに登場する。
BOXXERは本日、BBCとの画期的な提携によってフリー放送となる初の興行における4つのアンダーカードを発表した。この大会は今月後半にダービーで開催される予定である。
プロモーターのベン・シャロームは、ヘネシー(6勝0敗、1KO)が複数階級制覇の世界王者になると太鼓判を押しているが、BOXXERの将来に関する不確実性の影響で、長期間リングを離れる時期も経験した。
ヘネシーは今年3月、ロイヤル・アルバート・ホールで行われたナターシャ・ジョナス対ローレン・プライス戦のアンダーカードで、
ベテランのジェマ・ルーグを8ラウンド判定で圧倒したが、今回の試合はそれとはまったく異なる挑戦となる。
7か月ぶりの実戦復帰となる20歳のケント出身のヘネシーは、初の10ラウンド戦でチェコ共和国の
ビティキ(22勝2敗2分、5KO)と対戦する。
このマッチメイクは戦略的な意味を持っている。というのも、29歳のビティキは、かつてアトム級で2度の世界タイトルを獲得しており、今回はその階級から実に5階級(16ポンド)上のバンタム級(118ポンド)で拳を交えることになるからだ。
ビティキは先月、トルコで行われたセレン・チェティン(28歳)との10ラウンド戦で大差の判定負けを喫したばかりだが、試合勘を維持している点では有利であり、ヘネシー相手にどれほどの抵抗を見せるか注目される。
このバンタム級戦は英国ではBBC TwoおよびBBC iPlayerで生中継される予定で、20歳のヘネシーは土曜夜のプライムタイム枠に登場できることに喜びを表した。
彼女はプレスリリースで次のように語った。
「国中が注目する夜に、自分のエネルギーとエンターテインメントを届けるチャンスだと思っている。女子ボクシングは今まさに盛り上がっているけれど、私はその中でも何か違うものを見せたい。特に、BBCで大規模なボクシングが放送されるのは20年ぶりだから。これは新しい時代の幕開け。人々に『この夜、新世代が現れた』と思ってもらいたい。」
一方、イングリッシュ・ウェルター級タイトルマッチでは、王者ボビー・ダルトン(11勝0敗、2KO)が、勢いに乗る挑戦者
ジョエル・コドゥア(9勝0敗、2KO)を迎えて初防衛戦に臨む。
コドゥアは、2度の世界タイトル挑戦経験を持つアンソニー・ヤードと共にトゥンデ・アジャイの下でトレーニングしており、6月28日に
当時無敗だったダニエル・フランシスとの10ラウンド激闘を制してサウス・エリア王座を獲得した。
28歳の彼は過去1年間にBOXXERの興行に2度登場しており、今回の3度目の出場でキャリア最高の結果を狙う。
また、
ブラッドリー・ゴールドスミスは、4月20日に行われたベン・ウィテカー対リアム・キャメロン第2戦のアンダーカードで、トロイ・コールマンとの激しい打撃戦を展開したが、
7ラウンドでストップされ、ミッドランズ・エリア王座を逃した。
その後、7月初旬にドバイで行われた試合で1ラウンドKO勝ちを収め、今回再び大舞台でポルトガル出身のマンチェスター在住プロスペクト、
マウロ・シウバと対戦する。
シウバ(9勝0敗、4KO)は、8ラウンド戦で再起をかけるゴールドスミス(13勝1敗、9KO)と対戦予定である。ゴールドスミスは今年初めの敗戦から再起を目指しており、粘り強い戦いぶりが期待される。
さらに、元ヨーロッパ・クルーザー級王者の
ジャック・マッシーも1年ぶりにリングに復帰する。彼は昨年、『The Ring』誌およびIBF王者の
ジャイ・オペタイア相手に6ラウンドを戦い抜く健闘を見せた。今回はアルゼンチンのイバン・ガブリエル・ガルシア(10勝4敗1分、10KO)と8ラウンド戦で拳を交える予定である。