アダム・アジムが大一番と期待されていた7月の試合出場の希望は、直前の段階で劇的に断たれた。
バーンズリーのオークウェル・スタジアムで今夜、スカイ・スポーツのメインサポートカードとして全ての準備が整っていた。IBO世界ジュニアウェルター級王者は、2月1日にセルゲイ・リピネツを8回ストップで下してから、2025年2度目の出場に向けて調整を進めていた。
しかし、23歳のメキシコ人対戦相手エリオット・チャベス(13勝7敗1分、7KO)は、金曜午後に自国の委員会が彼の計量方法に懸念を示したことを受けて、英国ボクシング管理委員会(BBBofC)から試合許可が下りていない。
2015年にジュニアライト級でプロキャリアをスタートし、その後バンタム級からジュニアウェルター級まで階級を行き来してきた30歳の訪問者は、8ラウンドのノンタイトル戦で
143ポンドの計量をクリアした。
彼は直近の試合である5月2日のヘクター・マヌエル・バルガス戦(5回KO勝ち)よりも0.25ポンド軽い体重で計量を通過した。しかし、BBBofCが禁止する減量法であるサウナの使用が調査された結果、同カードでの試合許可が取り消された。
WBAで8位、WBCの最新ランキングで12位にランクされるアジムは、次戦の決定までさらに時間を要することになる。
BOXXERの公式ソーシャルメディアでの発表は以下の通りだ。
「英国ボクシング管理委員会は、チャベスが減量のためにサウナを使用したことに関してメキシコのボクシング委員会から懸念が示されたため、今夜バーンズリーでのアダム・アジム戦へのチャベスの出場許可を取り消した。この行為は管理委員会によって禁止されている。」
そのため、
イワン・ズッコとのヨーロッパ・スーパーミドル級タイトル戦をメインイベントとする今回の試合カードの順番が再編成された。
現在、試合カードは8試合構成となっており、
シンプソンの同階級ライバルであるマーク・ジェファーズとアメリカのショーン・ヘンプヒルによるWBAコンチネンタル・ゴールド王座決定戦がメインサポートとして組まれている。この試合は、
フェザー級のリース・エドワーズと
ミドル級のサム・ヒッキーによる別々の試合が、BST午後7時からSky Sports Main Event、Action、Sky Showcaseで中継されるテレビ放送部分の開始後に行われる予定だ。