23歳にして男子ボクシング界最年少王者のザンダー・ザイアスは、注目度の高い凱旋試合に臨むことが決まった。
『ザ・リング・マガジン』は先週、この試合に関してすでに合意が成立したと報じていた。今週水曜日にはプエルトリコで記者会見が行われ、試合への期待が本格的に高まる予定である。ザイアスは『The Ring』誌154ポンド級ランキングで第6位、バラオは第10位に位置している。
ザイアスは声明の中でこう語った。 「1月31日、僕たちはまたひとつ夢を叶える。この試合は僕の島で行われるんだ。コリセオ・デ・プエルトリコで、自分の人々の前で2本の世界タイトルを統一する。みんなで歴史を作ろう。」
ザイアスは7月に
ホルヘ・ガルシアを判定で下し、現在保持する空位の王座を獲得した。このWBO王座は、5月にセバスチャン・フンドラが剥奪された後に空位となっていた。フンドラは本来の指名挑戦者ザイアスとの試合ではなく、ティム・チューとの再戦でWBC王座を防衛する道を選んだためである。
トップランク社のボブ・アラム代表は次のようにコメントした。 「ザンダー・ザイアスが世界タイトルを手にした瞬間から、最初の防衛戦はプエルトリコで行われるべきだとわかっていた。満員のサンフアンのアリーナで、チャンピオン同士が激突することは特別な意味を持つ。プエルトリコのファンは情熱的で忠実だ。彼らの王者が故郷に戻って戦う姿を見るにふさわしい。これは単なる防衛戦ではない。アバス・バラオは闘志あふれる王者であり、経験豊富なロードウォリアーだ。ザンダーの地元で戦う挑戦を喜んで受けるだろう。」
31歳のドイツ出身バラオは、
8月にヨエニス・テレスを判定で下した勝利でこの大舞台への切符を手にした。その時にWBA暫定王座を獲得し、9月にはテレンス・クロフォードが階級を上げてカネロ・アルバレスとの試合に臨むため王座を返上したことで、正式な正規王者へと昇格した。
バラオは語る。 「ザンダーは素晴らしい才能の持ち主だ。この試合を受けてくれたことに最大限の敬意を払う。誰もがこのリスクを取るわけではない。特に今の段階ではね。だからこそこのマッチアップは特別なんだ。彼には母国のファンがついている。その気持ちはよくわかる。自分の国の期待を背負ってリングに上がることがどういう意味を持つか、僕も理解しているから。」
「僕はプエルトリコに乗り込み、本物の熱を持ち込むつもりだ。そしてこの階級で自分こそが真の実力者であることを世界に示す。ただ参加するために行くんじゃない。メッセージを残すために行くんだ。もうひとつのベルトを手にし、帰る頃には新しいプエルトリコのファンも何人かできているかもしれない。試合が終わる頃には、154ポンドの頂点に誰が立つのか、世界が知ることになる。」
また、この興行には将来を嘱望される
二世ボクサーでスーパーフライ級プロスペクトのフアンミータ・ロペス・デ・ヘスス(4勝無敗2KO)も登場予定で、6回戦を戦うが、対戦相手はまだ決定していない。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。
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