ザンダー・ザヤスがリマス・スポーツとマーケティング契約を結び、世界的な影響力を広げて知名度をさらに高める。
リマス・スポーツは、世界的に名声を誇るアーティスト、バッド・バニーが共同所有する会社で、野球スターのロナルド・アクーニャJr.やフェルナンド・タティスJr.といったアスリートを抱えている。
今回の提携により、リマス・スポーツは23歳のプエルトリコ出身ザヤスのために、スポンサー契約やパートナーシップ、その他マーケティングや広告関連の契約を獲得することになる。ザヤスとバッド・バニーは近年、親しい関係を築いてきた。
「リマス・スポーツに加わることは、自分のキャリアにおける新たな強力な章の始まりだ」ザヤスは声明で語る。「これは単なるプロとしての一歩ではなく、自分をファイターとしてだけでなく一人の人間として理解してくれるチームとパートナーを組むことなんだ。リマスはカルチャー、目的、卓越、野心——自分が大切にするすべてを体現している。自分はベルトを取るだけのためにここにいるんじゃない。ボクシングのグローバルアンバサダーになり、コミュニティや故郷の島を鼓舞し、永続的なレガシーを残したい。7月に獲得したタイトルはその始まりに過ぎない。リマスと共に、世界を征服する準備は整っている。」
ザヤス(22勝0敗13KO)は、7月26日にニューヨークで当時の空位だったWBO世界スーパーウェルター級王座を獲得する。フロリダ州サンライズ在住のザヤスは、その夜マディソン・スクエア・ガーデン内シアターで行われた試合で、メキシコのホルヘ・ガルシア・ペレス(33勝5敗26KO)に判定勝ちする。
リマス・スポーツのエージェンシーディレクター、アレハンドロ・パドロンは、ザヤスを「世代を代表する才能」であり、会社として築き上げているビジョンに完璧に合致する存在だと語る。
「彼のアスリートとしての能力は世界クラスだが、彼を本当に際立たせているのは、その誠実さ、謙虚さ、そしてグローバルな視点だ」パドロンは声明で述べる。「ザンダーはリングを超越するアスリートの象徴であり、文化や言語、国境を越えて人々を鼓舞する存在だ。リマスにとって、アスリートを単にマネジメントすることが目的ではない。私たちはグローバルなアイコンを育て、ムーブメントを後押ししている。ザンダーと共に歩むことで、私たちは単にチャンピオンを支えるだけでなく、レガシーに投資しているのだ。」
今回の契約は、ザヤスのボクシングマネージャー兼アドバイザーであるピーター・カーンが取り仕切ったもので、カーンは他の選手たちともリマス・スポーツでのマーケティング契約を進めている最中だ。
「リマス・スポーツとの新たな関係は、ザンダーが世界王者としてキャリアの新たな段階に入るうえで、チームに強力な追い風となる」カーンは述べる。「リマス・スポーツはエンターテインメント分野での成功を生かし、ブランドパートナーシップやマーケティング支援をザンダーに提供する。特にプエルトリコでは、ザンダーが足跡をさらに強め、近い将来に世界タイトルを防衛する舞台となるだろう。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライター。Xとインスタグラムで @ManoukAkopyan をフォローできる。