ロンドン(イングランド)発――WBCライト級王者
キャロライン・デュボアの次戦に関する発表が「近日中」とされており、年内に再びタイトル防衛戦を行う可能性があるという。
Ringのライト級ランキング第1位のデュボアは、2025年の最初の3か月で2試合をこなしたものの、3月以降はリングから遠ざかっている。
デュボア(11勝0敗1分、5KO)は、1月の試合でカナダのジェシカ・カマラとの対戦中、序盤にカマラが負傷したことでテクニカルドローに終わる悔しい結果となった。
3月のロイヤル・アルバート・ホールでは、終盤に粘りを見せたタフなシン・ボミレに対し、10ラウンドのマジョリティ・デシジョンでベルトを防衛している。
しかしそれ以来、24歳のロンドン出身ファイターであるデュボアは、キャリアの次なるステップを待ち続けている。彼女はこれまでの12試合すべてを「ボクサー(Boxxer)」のプロモーションのもとで戦ってきた。
ベン・シャローム率いる同社は6月にスカイスポーツとの提携を終了し、その後
BBCと新たな放送契約を締結した。今月後半、
フレイザー・クラーク対
ジェイミーTKVによる英国ヘビー級王座決定戦から放送がスタートする予定だ。
そして現在、デュボアのトレーナー兼マネージャーであるシェーン・マクギガンは、彼女の次なるステップが「モースト・バリュアブル・プロモーションズ(Most Valuable Promotions)」との契約になる可能性を明かした。同プロモーションは、デュボアのジムメイトで統一スーパーバンタム級王者の
エリー・スコトニーをはじめ、複数の英国人女子スター選手と契約している。
マクギガンは
「ザ・リング・マガジン」に対し次のように語った。
「言うまでもなく、MVP(モースト・バリュアブル・プロモーションズ)は女子のトップ選手のほとんどを抱えており、もちろんキャロラインにも関心を持っている。」
「ただBBC側も彼女に非常に関心を示している。だからキャロラインの今後については、まもなくニュースが出るだろう。本当に目前だ。彼女自身、焦っているわけではない。今年すでに2度の世界タイトル戦を戦っているし、経済的にも切迫しているわけではないからね。」
「彼女はスポンサー契約にも恵まれていて、リングの外でも知名度を高めるためにさまざまな活動をしている。とにかく最良の契約を結びたいだけで、焦って試合を入れたり、安易に長期契約に縛られるつもりはないんだ。」
それでも、サウスポーのデュボアは2025年が終わる前にもう一戦を行う可能性があると見られている。クリスマスの5日前にリーズで開催予定の、
カラム・シンプソン対トロイ・ウィリアムソン戦をメインに据えたBBC放送カードに出場する可能性があると報じられている。
デュボアの次戦の開催地について口を閉ざしたままのマクギガンは、次のように言い加えた。
「彼女が年内にもう一戦する可能性はある。キャロラインはこの業界の仕組みをよく理解しているし、まだ十分に時間はあると思う。」