テレンス・クロフォードは普段、SNS上ではあまり目立つ存在ではない。
しかし、PFP キングは火曜日、X 上でかなり饒舌になり、自分の立場をめぐる誤解をまとめて晴らすタイミングだと感じていた。
クロフォード(42勝0敗、31KO)が取り上げた話題は、スター性を疑う批判から、ドーピング疑惑、実現しなかった
マニー・パッキャオ戦、そして自分の限界を引き出せる可能性がある相手は
フロイド・メイウェザー ・ジュニア だけだという話まで、多岐にわたった。
「“クロフォードは売れない” とか言われるけど、どう考えてもおかしいだろ」と クロフォードは言う。「アミール・カーンが
カネロとやった時以外、俺が戦った相手はみんな、キャリア最大の試合が俺との試合だった。でも俺は“売れない”らしい。じゃあ他の相手と組んだ時に同じ数字を出せるのかって話だ。そんなこと誰もできなかった。じゃあ俺が“売れない”って、いったいどこをどう見て言うんだ?」
カネロはスタジアムで試合を何回やったっけ? 俺とやったとき以外、他の選手との試合でどれだけ客を集めた? もし“単独で観客を呼べる”なら、なぜ俺の前では誰とやってもそうならなかったんだ?」
「ただ、こういう事実を言っておきたいだけなんだ。だって誰もその点については触れないくせに、“クロフォードは売れない”っていうストーリーだけは平気で広める。もし俺が売れないなら、なんでそんなに多くの人が試合を観に来たり視聴したりするんだ? わかってるよ。俺は他のみんなみたいに振る舞ったりしないからだろ。」
クロフォードは近年、キャリアを決定づける大一番で一気に評価を高めている。
長い間、クロフォードはパッキャオとの対戦が噂されていたが、両者がトップランク所属だった当時、ボブ・アラムは「パッキャオが酷いダメージを受ける可能性がある」としてこの試合を却下した。
「俺は2015年の時点でパッキャオと戦おうとしていた。でも彼らはパッキャオを俺から隠した。俺が早く“大きくなりすぎる”のを避けたかったんだ。だってパッキャオは彼らにとって金のなる木だったから。」
「オスカー・デラホーヤは、“パッキャオはクロフォードに勝てた”って言ってたけど、それは自分がパッキャオにKOされたからだろ。いいか、パッキャオだろうが、誰であろうが、俺はそいつらをぶっ倒してた。俺が冷静なファイターだからって、関係ねぇよ。」
同じ日、将来的な対戦相手候補でもある
ジャニベク・アリムハヌリが最新の“禁止薬物陽性”ファイターとなったことを受け、クロフォードは自身へのドーピング疑惑についても言及した。
「俺が“接戦”になった試合が一度もない理由がそこにある。レフェリーやジャッジがどうこう言われる試合もないし、ドーピング疑惑で勝ったなんて話も一切ない。ここには何の物議もない。泥の中から積み上げてきたハードワークだけだ。」
「で、今度は“俺がステロイドを使ってた”って?(笑)タイレノールやマルチビタミンすら飲むのが嫌いな人間に向かってよく言えるよな。……1年中いつでも検査していいし、俺の体から出てくるのは水とジュースとキャンディだけだ。」
Xユーザーの一人が、クロフォードが、かつてステロイド取引で有罪となり、現在は反ドーピングの立場で知られる
ヴィクター・コンテが設立したサプリ会社「SNAC」と関わっていることを指摘すると、クロフォードはこう返した。
「市販のサプリがいつからステロイド扱いになったんだ?」
クロフォードは、自身の輝かしい17年のキャリア(殿堂入り確実と言われる)において、一度も“全ての武器”を見せる機会がなかったと述べてコメントを締めくくった。
「本当にクレイジーな話だが、俺が自分の“完全なポテンシャル”を見せる試合は一度もなかった。誰も俺にそれを引き出させることができなかった。だって全員、俺が倒してきたからだ。」
「俺は偉大な先人たちに敬意を払うけど、唯一俺を本当に苦しめたであろう相手はフロイド・メイウェザーだけだ。あいつの“頭脳”のせいだ。そしてもうこの話は終わりだ。あとは文句があるなら自分のママとでも言い合ってろ」
Manouk Akopyanはリングの主任ライター。Xとインスタグラムで @ManoukAkopyan をフォローできる。