マニー・パッキャオは46歳にして7月、WBCウェルター級王者
マリオ・バリオスと戦い、マジョリティ・ドローを掴み取った。
パッキャオ(62勝8敗3分39KO)は、12月、47歳の誕生日までに再びリングに上がる計画を立てている。フィリピンの伝説を相手に大金を狙おうと、若くハングリーなファイターたちが
列をなしており、
その顔ぶれにはジャーボンテイ・デービス、
ライアン・ガルシア、ロランド・ロメロ、
テオフィモ・ロペス・ジュニア.らが含まれる。
殿堂入りの名選手で4階級制覇王者でもある
ロイ・ジョーンズ.ジュニアは、パッキャオは適切なマッチメイクさえ行えば、ライバルたちを攻略できると考えている。
「正直、パッキャオは勝つだけのことをやったと思うし、今ごろ世界チャンピオンであるべきだった。46歳であれだけのパフォーマンスを見せたのは本当にすごいことだ」とジョーンズは『
ザ・リング』に語った。
「彼がまた死のロードを全部通り抜けることはないだろう。だが相手を選んで戦えば、十分に見せ場を作れる。年齢相応に成熟しつつ若さも残っている相手なら彼を倒すだろうが、自分のアイデンティティや立ち位置に迷っているような相手なら、彼は大半を打ち破れるはずだ。」
ジョーンズ自身も40代まで戦い続け、パッキャオが直面している状況を理解している。彼は2018年にスコット・シグモンに勝利して49歳で引退したが、2023年に54歳でMMAファイターのアンソニー・ペティスと8回戦で対戦し、マジョリティ・デシジョンで敗れた。また2020年にはマイク・タイソンとの高額なエキシビションマッチも行っている。
「年齢を重ねてから戦うことの一番の魅力は、人々が『もうできない』『無理だ』『やめるべきだ』と言うのを耳にすることなんだ」とジョーンズは続けた。
「本物のチャンピオンにとって、そういう言葉こそが聞きたいものなんだ。だからこそ、さらに楽しくなる。確かに体は昔のようにはいかないし、扱い方やケアの仕方を変えて尊重しなければならない。でも、精神とハートはまだそこにある。その二つを合わせれば原動力になる。決意を呼び戻すことはできるし、あとはそれを持続させることが大事なんだ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライターである。Xとインスタグラムでは @ManoukAkopyan をフォローできる。