ロサンゼルス発 — 今月初め、ウェルター級デビュー戦でライアン・ガルシアにダウンを奪って判定勝ちを収めた
は、ボクシング界の頂点に立った。
WBAセカンダリー王座を獲得したこの勝利から数日後のラウンドテーブル形式の座談会で、ロメロ(17勝2敗、13KO)は今後の希望を改めて語った。そこには、46歳での復帰を予定しているフィリピンのレジェンド、マニー・パッキャオとの対戦が含まれていたが、ザ・リング誌、WBA、
IBFのウェルター級王者ジャロン・エニス、WBC王者マリオ・バリオス、WBO王者
ブライアン・ノーマン・ジュニアとの対戦は必ずしも望んでいないという。
「ジャロン・エニスに勝ったことで記憶に残るのか?それともマニー・パッキャオに勝ったことで記憶に残るのか?ボクシング界で一番大きな試合はどっちだ?」とロメロはザ・リング・マガジンおよび他のメディアに語った。
「正直に言って、[エニスは]もうすぐ147ポンドにはいないと思う。彼は体が大きい。エニスは素晴らしいファイターだ。彼の実力を否定するつもりはない。でも、それは大きな試合ではない。俺にはもっと大きな試合がたくさんある。[パッキャオ]と戦うよ。彼が復帰するのには理由がある。それでも俺にとってはレガシーを築く試合だ。」
ロメロはまた、ガルシアや
ジャーボンテイ・デービとの再戦、さらには「落ちぶれた」エイドリアン・ブローナーとの対戦にも意欲を示した。二人の間に起こること必至の舌戦によって、その試合はプロモーション的に大成功すると見ているからだ。
「本来ならもっと前に147ポンドに上げているべきだった」とロメロは語った。「どうして階級を上げてより爆発的に、速くなれるんだ?それは理屈に合わない。本来なら遅くなるはずだ…初期の俺の試合でボクシング技術が見えなかったのは、相手をすぐ倒してたからだ…俺はずっと集中してきたけど、最近はすごく成長したよ。」
ロメロはまた、ライアン・ガルシアに対する番狂わせの勝利について振り返り、ガルシアとデビン・ヘイニーの
再戦計画に水を差したと語った。
「俺は最初から言ってたんだよ。誰も耳を貸さなかったけどな」とロメロは言った。
「相手はベストの状態だった。集中したライアンだった。キャンプを通して集中してなかったなんて言う奴いるか?ライアンは本気で俺に向き合ってた。俺はあいつのことをよく知ってる。どこから仕掛けてくるかも分かってた。
「左フックを封じ込めた。あいつが一発左フックを出した瞬間、どうなった?ダウンしただろ。それ以降は一度も打たなかった。倒されなかった唯一の理由は、何も打たなかったからだ。リスクを一切取らなかった。生き残るために戦っていた。少しでも攻めれば倒されるって自分で分かってたんだよ。
「精神的に再戦できる状態じゃないかもしれない。それとは別に、[ヘイニーとの]義務があるらしいが、正直そこまで関心持たれてないと思う。あの再戦への熱は完全に冷めた。でも個人的には見てみたいよ。けど、義務があるなら果たすべきだろ。あいつらの側で何が起きてるかなんて興味もない。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。
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