エディ・ハーンは、46歳で悲劇的に亡くなった英国のアイコン、リッキー・ハットンの死を受けて、引退後の選手たちに対してより多くの精神的支援を提供すべきだと考えている。

しかし、マッチルーム・スポーツの会長である彼自身も、選手がグローブを脱いだ後に「究極の高揚感」を失う状況で、具体的に何ができるのかを模索している段階である。

9月14日の朝、長年のマネージャーであり友人でもあるポール・スピークによって自宅で発見されたハットンの死は、元統一スーパーライト級王者が自らのメンタルヘルスの問題について公然と語った後に起こったものであった。

その訃報は英国ボクシング史上もっとも愛された人物の一人を失ったということで多くの追悼を呼び、同時に引退後に苦しむ選手がいかに多いかを改めて浮き彫りにした。ハットンと同じ年齢のハーンは、このニュースに「心が張り裂ける思い」だったと語り、何か行動を起こすべきだと強く感じている。

ただしハーンは、ハットンがリングの上と同様に特異な存在であったとも指摘した。彼は戦いを終えて姿を消したわけではなく、トレーナー、マネージャー、プロモーターとしてスポーツに深く関わり続け、亡くなる時点でもエキシビションマッチに向けたトレーニングキャンプの真っ只中にいたのである。

「その問いへの答えは間違いなくイエスだ」と、長期的で精神的な支援を提供するのはボクシング界の責任ではないかと問われた際、ハーンは語った。

「しかしリッキーは、現役を終えた後もやることが山ほどあった。キャリアを終えてボクシングから離れたわけではなく、マネージャーであり、プロモーターであり、解説者でもあり、ディナーショーでの講演もこなし、トレーナーとしても活動していた。しかもまだボクシングを続けていた。それでもなお十分ではなかったんだ。

だから答えが何かは分からない。リッキーはとても無私の人間だったから、自分が助けを必要とする時でも他人を助けることを優先していたんだと思う。

「人生では、身の回りの誰かが苦しんでいても、周囲の人々がそれにまったく気づかないという状況を本当によく目にするのである。ハットン家の声明でも、彼は元気そうに見え、旅行に出るためのバッグまで用意していたと記されていた。しかし、人が心の奥の奥でどのように感じているのかは、時としてどうしても見えてこないものである。」

近年、ハットンや二度ヘビー級世界王者となったタイソン・フューリーのような存在は、メンタルヘルスの問題に関する対話を広げることの大きな推進役であり続けてきた。とはいえ、ボクシングという競技の性質上、この問題には依然としてスティグマ（偏見）が付きまとっているとハーンは考えている。

「彼は問題をとてもオープンに話していたが、それでもこの世界の男でありファイターである以上、本当の気持ちは分からなかった」とハーンはハットンについて語った。

「『もっと話すべきだ』と言われるけれど、実際には多くの人は話さない。暗闇の中にいるときに口を開く人は少ない。特にこの業界では、それが弱さのサインだと見なされるからだ。特に現役のファイターならなおさらだ。

しかしやはり、引退した選手をもっと助ける手段があるべきだと思う。本当にそれはファイターに限ったことではなく、大舞台を経験したすべてのアスリートに当てはまる問題である。規律ある生活と高揚感を失い、それを埋めるものが見つからない時、人は苦しむんだ。

特にボクサーがこれほど苦しむのは、彼らが経験するものが究極の高揚感だからだ。テニスも素晴らしいスポーツだろうが、それとは違う。試合のためにトレーニングを積み、観衆の前で戦う。それは本能的なものだ。

だからこそ、引退後に満たされていなければ、なおさら苦しいんだ。」

ハットンは、自らが大きな敗北にどうしても折り合いをつけられなかったことを隠さなかった。2007年12月、MGMグランドでのフロイド・メイウェザー戦で10回TKO負けを喫したのに続き、18か月後には同じ会場でマニー・パッキャオに2ラウンドで惨敗したのである。

彼は2012年11月、ビャチェスラフ・センチェンコとのカムバック戦でその悪夢を振り払おうと試みた。そしてマンチェスターでの一戦で9回にストップされたにもかかわらず、ハットンはその試合によって少なくともある程度は心の渇きを癒せたのだと主張した。

ハーンは、引退した選手の心の平穏は、結局のところ自分のキャリアに満足しているかどうかにかかっていると考えている。元IBFミドル級王者ダレン・バーカーの例を挙げながら次のように語った。

「いつもダレン・バーカーのことを思い出す。彼がフェリックス・シュトルムに敗れた時、初回に股関節が壊れた。練習中から問題を抱えていたが、試合でも同じことが起きたんだ。それでも試合後、バーでビールを手に座り、頭を後ろに倒して目を閉じ、大きなため息をついた。私は『もうやめるんだろう？』と聞いたら、彼は『そうだ』と答えた。

彼は世界王者になり、夢以上のことを成し遂げたから満足していたんだ。しかし満足感はキャリアだけから得られるものではない。人それぞれ違うし、ケースによって異なるものなんだ。

我々はこのスポーツを引退した後に苦しむ人々を繰り返し目にしている。だからこそ、我々が何ができるのか、どう助けられるのかについて議論を続けることが重要だと思う。」