この「アイ・オブ・ザ・タイガー」主催イベントは、カナダ・モントリオールのモントリオール・カジノで開催される。
セミファイナルでは、ライト級の
ズミトリー・アサナウ(10勝無敗、4KO)が、対戦相手未定ながらWBC地域タイトルの防衛戦に臨む予定となっている。
なお、同興行にはスーパーミドル級のモレノ・フェンデロ(11勝無敗、9KO)、ミドル級のアレクサンドル・ゴーモン(13勝無敗、9KO)、スーパーライト級のワイアット・サンフォード(3勝無敗、2KO)、ライト級のエイブリー・マーティン・デュバル(13勝1分、7KO)、スーパーフェザー級のエリック・イスラエリヤン(2勝無敗、2KO)も出場予定。対戦相手は後日発表される予定となっている。
イグレシアス(13勝無敗、12KO)は、
スーパーミドル級でRingランキング3位に位置する実力者だ。母国キューバでは優れたアマチュア選手として活躍し、2019年にドイツでプロデビューを果たした。わずかプロ6戦目で、かつて2度世界タイトルに挑戦したアイザック・チレンバを圧倒し、12回判定勝ちを収めている。
27歳のサウスポーであるイグレシアスは、エセキエル・マデルナ(1回KO)、アンドリイ・ヴェリコフスキー(10回TKO)、アルトゥール・レイス(4回KO)といった相手を下し、注目を集めた。その後、カナダでの試合を開始すると、評価の高いマルセロ・コセレスとエフゲニー・シュヴェンデンコをともに1回KOで沈めた。セナ・アグベコは初回を凌いだものの、2回で早々に撃沈され、ペトロ・イヴァノフは5回までもちこたえた。
シシュキン(16勝1敗、10KO)は、スーパーミドル級でRingランキング8位に位置する実力者で、2016年にプロデビューを果たした。これまでにナジブ・モハメディ(10回TKO)、ディアンドレ・ウェア(8回TKO)、そして当時無敗だったウリセス・シエラ(10回判定)を下し、その実力を証明してきた。
33歳のシシュキンは、かつて1敗のみだったセナ・アグベコを「ShoBox」で判定で圧倒し、元IBF王者ホセ・ウスカテギにも12回戦でポイント勝ちを収めるなど、その実力を示してきた。その後はキャリアの停滞期に入り、実績の少ない相手との試合でリングに立ち続けていたが、昨年10月、空位のIBF王座を懸けて
ウィリアム・スクールと対戦し、12回判定で敗れている。
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