シャクール・スティーブンソンは地球上でも指折りのディフェンス巧者だが、
オシャキー・フォスターは「もう逃げ道はない」とばかりに自信満々だ。
「次はお前だ!」とフォスターはXでスティーブンソンに呼びかける。「どこにも逃げるなよ、腰抜け。」
リング誌の135ポンド1位であるスティーブンソンがWBCライト級王座を守りたいなら、いずれフォスターと向き合うことになりそうだ。32歳のフォスターは先週末サンアントニオで
スティーブン・フルトンにワンサイドの判定勝ちを収め、WBC暫定王座を獲得した。
フォスター(24勝3敗、12KO)はまもなく決断を迫られる。ヒューストン出身の彼はWBC 130ポンド王座も保持しており、どちらの階級で戦い続けるかはまだ決めていない。ただ、スティーブンソン(24勝0敗、11KO)が最優先ターゲットであることははっきり明言している。とはいえ今のところ、銀メダリストのスティーブンソンは4階級制覇に視線を向けている。
スティーブンソン(28歳)は正式に階級を上げ、
1月31日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで
テオフィモ・ロペスのリング&WBOの140ポンド王座に挑む。
直近の試合では、
7月12日にウィリアム・セペダを難なくアウトポイントし、キャリア最高クラスの勝利を手に入れた。その前の2月22日には、ジョシュ・パドリー相手に自身としては珍しいストップ勝ちも挙げている。
一方のロペス(22勝1敗、13KO)は、2021年のジョージ・カンボソス戦での番狂わせ敗戦以降、6連勝を重ねており、いまのスティーブンソンが頭に描いている相手は彼ひとりだと言っていい。