リンドン・アーサーとルカ・ディ・オルテンツィは、マンチェスター出身のアーサーが保持する欧州ライトヘビー級王座をかけて対戦するため、本日正午までに合意に達する必要があった。
しかし、防衛王者はベルトの返上を決断した。11月1日に
ブラッドリー・レアを相手に12回マジョリティデシジョンで競り勝ち、キャリアに再び息を吹き込んだアーサーは、175ポンド級でより大きな試合に照準を定めることになるのは間違いない。
この決定により、公式挑戦者のディ・オルテンツィは、EBUランキングから最初に出場できるボクサーと対戦することになる。現在のトップ5には、カラム・スミスを含む4人の英国人が名を連ねている。スミスは
WBO暫定世界王座をデビッド・モレル相手に防衛することで合意しているほか、3度の世界タイトル挑戦歴を持つアンソニー・ヤードも含まれており、ヤードは先月、
デビッド・ベナビデスに7回ストップで敗れている。
ポーランドのロベルト・パルチェフスキ(35勝2敗、20KO)はランキング4位につけており、2020年にスーパーミドル級で活動していた際、ウズベキスタンのベテラン、シェルゾド・フサノフに2回ストップで敗れて以降、10連勝を飾っている。
ディ・オルテンツィ(20勝4敗、5KO)は2016年にプロ転向した。最初の8試合に連勝したものの、2018年7月、国内200ポンド級王座獲得を狙った試合でつまずき、サルヴァトーレ・エリットゥに10回判定で敗れている。
その2試合後、セルジオ・ロマーノを8回ストップで下し、空位となっていた国内ヘビー級王座を獲得した。その後クルーザー級に戻り、地域タイトルを獲得したが、ドイツに遠征した試合では、WBOランキング1位のコンテンダーである
ローマン・フレスにも10回判定で敗れている。
37歳の彼は、レオン・ハースとエリス・ゾロに判定で連敗を喫したが、175ポンド級に階級を落としてからは3連勝を収めている。
ディ・オルテンツィの対戦相手は、追って発表される予定だ。