リー・ウッドと
ジョシュ・ウォーリントンは、2月21日に行われるスーパーフェザー級の再戦で互いの因縁に終止符を打つ形になるのはノックアウトになるだろうと予想している。
物議を醸した初対決から2年以上の時を経て、ウォーリントン(32勝4敗、KO8)とウッド(28勝4敗、KO17)はついに決着をつけることになる。試合はウッドの地元であるノッティンガムで開催され、
DAZNが配信する。
木曜日、両者は正式に試合を発表するため、バーミンガムで顔を合わせた。ライブ形式の「フェイスオフ」の大半は、2023年10月に行われた物議を呼んだ初戦の振り返りに費やされた。この試合では、スコアカード上で大きなリードを築いていたウォーリントンが、劇的な形でストップ負けを喫している。
第7ラウンド終了のゴングが鳴ると同時に、ウッドは至近距離から強烈な右を炸裂させ、ウォーリントンをキャンバスに沈めた。リーズ出身のウォーリントンは何とか立ち上がり、自陣コーナーまで戻ったものの、振り向いた先には主審のマイケル・アレクサンダーが試合中止を告げる動作をしている姿があった。
それ以降、この二人は試合内容やストップのタイミングについて何度も語り合ってきたが、互いの見解は依然として平行線をたどっている。
両者とも輝かしいキャリアの終盤に差しかかっており、この再戦は、どちらがより深く踏み込み、どこまで自分を追い込めるかという単純な勝負に帰結する可能性がある。
5月、ウッドのトレーナーであるベン・デイヴィソンは、元IBFスーパーフェザー級王者アンソニー・カカセとの苛烈な一戦において、
第9ラウンドにウッドを救うためタオルを投入した。ウォーリントンは、その夜にウッドが見せた姿勢について批判的な見方を示している。
「精神的な強さという話をするなら、俺はコーナーに逃げ込んだりしなかった。俺なら背中から倒れるほうを選ぶ。彼はカカセ戦で自分のコーナーへ全力疾走していた」と、IBFフェザー級2階級制覇王者であるウォーリントンは語った。
「リングの中で100メートル走をやる人間を見たのは初めてだった」
一方、WBAフェザー級2階級制覇王者のウッドは、絶体絶命の状況から劇的勝利をもぎ取ることで評価を築いてきたファイターである。37歳のウッドは、自分が“逃げた”という示唆を快く受け止めなかった。
「逃げたわけではない。息を整えるために、そこから走っただけだ」とウッドは語った。
「そのまま続けていたら、たぶんノックアウトされていたと思う。正直なところ、コーナーが俺を救ってくれた。あのままなら顎を打ち抜かれていたかもしれない。でも俺は決して“投げた”わけではない。これまでの人生で一度だって、俺が投げた姿なんて見たことがないはずだ。
お前を思い切り叩きつけてやる。その時が来るのが待ちきれない」
2024年9月、ウォーリントンはカカセに敗れた後、一時的に引退を表明していた。しかし、リングから離れた時間と、息子の誕生が、35歳の彼にこの競技との向き合い方を改めて見直させることになった。
復帰を決断すると同時に、ウッドとの再戦を実現させることは、瞬く間に最優先事項の上位に位置付けられた。
初戦を止めたアレクサンダーの判断はいまだにウォーリントンの心にしこりを残しているが、それと同時に、以降ウッドが自分に示してきたと感じる“敬意の欠如”にも強い不満を抱いている。初戦の際は緊張感がありながらも互いを尊重する空気があったが、少なくともウォーリントンにとって、今回の再戦は個人的な感情が色濃く絡むものとなっている。
「彼を憎んでいるわけではないが、好きではない。物事の進め方が気に入らないんだ。だからこそ、同じリングを共有することがむしろ楽しみでもある」とウォーリントンは語った。
「トレーニングで自分を駆り立て、追い込むための材料はいくらでもある。もっとも、そんなものがなくても十分だが……。再戦が実現した場合に備えて、ずっと取り組んできたこともあるから、準備は万全以上だ。
彼は、試合の前半で俺がボクシングで圧倒するとは予想していなかったはずだ。あいつは今でも、すべてが計画通りだったとでも言いたげに、したり顔で微笑んでいればいい」
ウッドは、ウォーリントンに二度目の勝利を収めることが何を意味するのかを理解している。再び勝てば、初戦を巡る議論には完全に終止符が打たれるだけでなく、自身のキャリアの終わり方を自らの手でコントロールし続けることができる。
一方で、敗北はすべてを一瞬で、しかも失望の形で終わらせる結果をもたらす。
「この試合の先のことは、まったく考えていない。今考えているのは、この試合に勝つことだけだ。いつも通りの準備をして、いつも通りのことをやるだけだ」とウッドは語った。
「この試合は、最初の試合と同じくらい、いやそれ以上に重要だ。この試合に負ければ、最初の試合の信頼性すら失われてしまう。だから今回は、必ず前回以上の仕事をしなければならない。
この試合の後に、また試合をするかどうかも分からない。まだ何も考えていない。ただ、俺にとって必要なのは、この試合に勝つことだけだ。
すべては、この試合に勝つことにかかっている」