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ケビン・レレナにはローレンス・オコリーに番狂わせを起こす「絶好のチャンスがある」とトレーナー兼マネージャーが語る
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Mosope Ominiyi
Mosope Ominiyi
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ケビン・レレナにはローレンス・オコリーに番狂わせを起こす「絶好のチャンスがある」とトレーナー兼マネージャーが語る
ケビン・レレナは、今月再びビッグイベントに出場できることを光栄に感じている。そして彼のトレーナー兼マネージャーであるコリン・ネイサンは、WBCブリッジャー級王者であるレレナが、7月19日に格上のヘビー級コンテンダーであるローレンス・オコリーを倒す「絶好のチャンスがある」と見ている。

ネイサン自身は当日ウェンブリーには帯同せず、同じ夜にテキサス州ダラスでWBO/WBC世界スーパーフライ級王座統一戦に臨む無敗王者フメレレ・カフのセコンドにつく予定だが、ジェシー・ロドリゲスとの一戦で勝利し、思いがけない二重の歓喜が訪れることを願っている。

ネイサンは南アフリカの日刊紙『SowetanLive』にこう語った。「ケビンは序盤で(オコリーの)リズムと距離感を崩し、荒っぽく攻めて足を止めさせず、ジャブを出させないようにしなければならない。」

「彼にはこの試合に勝つ絶好のチャンスがあるし、キャリアのこの段階において、まさにふさわしい相手だと思っている。」

オコリーは、WBCシルバー王座の防衛戦としてレレナと対戦する。この試合は、WBA・WBO・WBC・リング誌認定ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(23勝無敗14KO)と、IBF王者ダニエル・デュボア(22勝2敗21KO)による4団体統一リマッチのセミファイナルとして行われる。


オコリー(21勝1敗16KO)は現在WBCランキング1位に位置している。昨年、ポーランド・ジェシュフで当時15戦無敗だったウカシュ・ロザンスキーを初回で仕留め、1年以上のブランクを経て復帰すると同時に2階級制覇を達成。前年にはクリス・ビラム=スミスに敗れてクルーザー級王座を失っていた。

ロザンスキーのブリッジャー級初防衛戦は、彼が本領を発揮する間もなく終わってしまった。そしてオコリーもこの新設階級に長くとどまることはなく、ヘビー級転向を発表するとともに、わずか5か月後にタイトルを返上した。

ディリアン・ホワイトリチャード・リアクポーとの国内対決も噂されていたが、オコリーはクイーンズベリー・プロモーションズでのデビュー戦を強烈な印象とともに飾った。昨年12月7日、かつてのスパーリングパートナーで実力差のあったフセイン・モハメドを初回ノックアウトで沈め、ハイライト級の勝利を収めた。

レレナ(31勝3敗15KO)は当時暫定王者だったが、その後正規王者へ昇格。5月1日にプレトリアでセルギー・ラドチェンコをストップし、王座を防衛した。とはいえ、常に手の届く位置にあったのはボクシング界の花形であるヘビー級。条件さえ整えば、挑む価値のあるリスクだ。

キャリアを通じてクルーザー級で戦い、WBO世界王座を獲得・3度の防衛に成功したオコリーも、その気持ちはよく分かっている。

彼は当初、4月5日にマンチェスターのCo-Opライブ・アリーナで、長年のライバルであるリアクポーとの決着戦を行う予定だったが、前月にトレーニング中の詳細不明の負傷により出場を辞退した。

無敗のコンテンダー、アギット・カバエル(26勝無敗18KO)とのタイトル挑戦者決定戦の実現を働きかけていたとはいえ、4団体統一ヘビー級タイトルマッチのスタジアム興行におけるセミファイナルを務めるというのは、決して悪い代役ではない。


WBC会長マウリシオ・スライマンは先月『ザ・リング・マガジン』に対し、レレナがキャリア最大のチャンスとなるオコリー戦に臨むことを正式に承認したと明かしている。しかしヨハネスブルグ出身のレレナにとって、過去にビッグイベントのアンダーカードで2度も結果を残せなかった経験があるだけに、今回こそは失敗が許されない。

「KOキッド」の異名を持つ33歳のサウスポー、レレナは、2022年12月に行われたタイソン・フューリー対デレク・チゾラ第3戦のセミファイナルで、ダニエル・デュボアを初回に3度もダウンさせるという衝撃的な立ち上がりを見せた。

しかし負傷した相手を仕留めきれず、その2ラウンド後、レフェリーのハワード・フォスターが試合をストップ。絶好の展開から一転、敗北を喫したレレナは、どうしてあの状況から勝ちを逃したのかと自問することになった。

それから15か月後、2つの12ラウンド判定勝ちを積み重ねたレレナには、再び大舞台でのチャンスが巡ってきた。アンソニー・ジョシュア対フランシス・ガヌー戦のアンダーカードとして、当時無敗だったオーストラリアの有望株ジャスティス・ヒューニとの試合に、サウジアラビア・リヤドで抜擢されたのだ。

予想を上回るパフォーマンスで何度かヒューニを追い込んだものの、3人のジャッジの評価を覆すには至らず、レレナは接戦の末に10回判定で敗れた(96-94が2者、98-92が1者)。この試合は、マッチルームがヒューニのマッチメイクに対して今後より慎重になるきっかけとなった。

レレナは、ここ数年でオコリーと似た舞台を経験してきたことから、彼のことをよく知っていると語っている。昨年にはブリッジャー級での対戦が計画されながらも実現に至らなかったが、今回のタイミングは絶好と言える。ランキング上はトップ15圏外ながら、大きなチャンスを持つレレナにとって、今や地元イギリスの大舞台で“すべてのリスクを背負う”立場となったオコリーとの対戦は、まさに狙い目の一戦だ。

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