フロイド・スコフィールド・ジュニア(19勝0敗13KO)がテビン・ファーマーを初回TKOで片づけたあと、多くは次戦でさらに大きなステップアップを踏むと考えた。
契約がまとまる前、スコフィールド陣営は次戦の相手として
アブドラ・メイソンの名前を挙げていた。だが21歳のメイソンがとてつもない才能を持っている一方で、父でありトレーナーのフロイド・スコフィールド・シニアは「息子はもっと危険な相手と向き合う」と考えている。
「ジョジョ・ディアスのほうがメイソンより厳しい課題だ」と彼はYouTubeチャンネル「MillCity Boxing」で語った。
才能と実績は別物だ。シニアによれば、メイソンはまだ自分を探している段階だという。一方、ディアスは全盛期を過ぎたとはいえ完成されたプロのファイターだ。
直近9試合でディアス(34勝8敗1分15KO)が手にした勝利はわずか2つ。さらに追い打ちをかけるように、
8月2日にはレジス・プログレイスに敗れたばかりだ。それでもフロイド・スコフィールド・シニアは、今のディアスに注目するなと言う。これまで積み上げてきた実績を見れば、メイソン以上に息子にとって脅威になると考えているのだ。
「メイソンのことは好きだが、彼はまだタイトルを2つ獲ったこともなければ、オリンピックに出たこともない。彼をジョジョと同じリングには上げない。メイソンはまだ育成段階なんだ」とシニアは語った。