ジョセフ“ジョジョ”ディアス・ジュニアの転落は長く、そして予想外のものだった。
2020年1月にテビン・ファーマーを破りIBF世界スーパーフェザー級王座を獲得したものの、約1年後には体重超過で王座を剥奪。その後2021年以降、キャリアは下り坂をたどった。
デビン・ヘイニー、ウィリアム・セペダ、オスカー・ドゥアルテといった強豪に敗れたことは理解できるにしても、アブラハム・モントーヤ、メルシト・ゲスタ、ヘスス・アントニオ・ペレス・カンポスらに敗れたのは言い訳ができないものだった。
しかし最近は状況が改善している。2025年の戦績は1勝1敗で、
直近の試合ではレジス・プログレイスに敗れたものの、ディアス(34勝8敗1分15KO)は自分自身に手応えを感じている。先月のプログレイス戦では思い通りの結果にはならなかったが、キャリアの進む方向性には満足しているという。
「本当にいいパフォーマンスだったと思う」ディアスはプログレイス戦についてFightHype.comに語った。「自分ではかなり良い仕事をしたと感じている。再び本来の自分を取り戻しつつあるんだ。ここ数年は感情的にいろいろと苦しんできたけど、ようやく本来あるべき場所に戻れたよ。」
コンディション面では、
スコフィールドはいま最も充実していると言っていいだろう。ランキング上位のライト級戦士は、6月28日にカリフォルニア州アナハイムでテビン・ファーマーを初回TKOで下したばかりだ。
それでもディアスはまったく怯んでいない。もし数年前に両者が戦っていたら、スコフィールドに分があったとディアスは認める。しかし現在は“生まれ変わった”ような気分のディアスにとって、スコフィールド(19勝0敗13KO)は厳しい戦いを強いられることになると信じている。
「本当に楽しみにしている」ディアスは続けた。「集中できているし、準備は万全だ。」