10月25日に予定されていたBBCでの英国ボクシング復活興行は、ヘビー級のジェイミーTKVの負傷により延期される見込みとなった。
31歳のTKVは、ダービーのヴァイラント・ライブ・アリーナで行われる興行のメインイベントで、空位の英国ヘビー級王座を懸けて
フレイザー・クラークと対戦する予定だったが、トレーニングキャンプ中に肋骨を負傷したため、この試合は延期となる。
興行を主催するボクサー社は現在、代替案の調整に奔走しており、興行全体を延期して開催する方向で検討が進められている。新たな開催日は11月29日が有力視されている。
ボクサー社としては、BBCとの新たな契約下での初興行を予定通り実施するため、TKVの代役を探すという選択肢もある。しかし、短期間で実力のある代役を確保するのは難しく、興行の延期が正式に発表される見通しだ。
英国ボクシング管理委員会(BBBofC)は、TKVの代役として他の英国ヘビー級選手を候補に挙げていないと見られている。しかし、再編成された試合でも空位の英国王座が懸けられる予定だ。
この延期は、BBCとの新契約を華々しくスタートさせる予定だったボクサー社にとって痛手となった。この興行は、同局で20年以上ぶりに放送される
無料のプロボクシング生中継として位置づけられていた。
しかし、ジェイミーTKV(8勝2敗、5KO)とフレイザー・クラーク(9勝1敗1分、7KO)の対戦は、もう1か月先まで待たなければならなくなった。もともと10月25日に予定されていたこの試合は、ロンドンのO2アリーナで開催される
ファビオ・ウォードリー対ジョセフ・パーカーのヘビー級戦
DAZNで配信と日程が重なっていた。
これにより、クラーク対TKVの試合は11月29日に開催される見込みとなったが、その日は今度はバーミンガムのナショナル・エキシビション・センターで行われるベン・ウィテカーのマッチルームおよびDAZNデビュー戦と重なることになる。ウィテカー(9勝1分、6KO)は、今年ボクサー社を離れて以来初の試合で、ベンジャミン・ガヴァジと10回戦を行う予定だ。