エディ・ハーンは、
ジャロン「ブーツ」エニスと
バージル・オルティス・ジュニアによる154ポンド級のスーパーファイトについて、マッチルームとゴールデンボーイが交渉を進めていることを認めた。
プロモーターによれば、『The Ring』誌ウェルター級王者であるエニスが147ポンドのタイトルを返上し、今年後半に
スーパーウェルター級へ階級を上げるのは「おそらく避けられない」とのことである。
28歳のエニスは前戦で、
無敗の世界王者エイマンタス・スタニオニスを相手に6ラウンドTKOで下し、IBFとWBAのベルトを統一した。スタニオニスは現在、『The Ring』誌147ポンド級ランキングで2位に位置している。
先月、トゥルキ・アル・シェイク閣下は、
11月にリヤドで開催する興行のメインカードとしてエニス対オルティスのマッチメイクを望んでいることを明らかにしていた。しかし現時点では、その大会はデビン・ヘイニー対ブライアン・ノーマン・ジュニアの試合がメインになる可能性が高いようである。
ハーンによると、エニスはスタニオニス戦を制した後、9月下旬から10月上旬にフィラデルフィアで復帰する見込みであり、マッチルームは154ポンド級デビュー戦の対戦相手を調整中であるという。
それでもなお、エニス(34勝0敗30KO)とオルティス(23勝0敗21KO)によるボクシング界屈指の好カードの実現に向けて動きは続けられている。
火曜日に
『ザ・リング・マガジン』のインタビューを受けたハーンは、ブーツがウェルター級から正式に離れたのか問われ、「ほとんどそうだが、正式に統括団体へ通知を出していない限りは完全とは言えない。ただしおそらく避けられない」と語った。
また復帰時期について「おそらく9月か10月初めに154ポンド級で戻ってくるだろう。154ポンドの相手にいくつかオファーを出しているし、本人もすぐにでも試合に臨む用意がある。階級を上げたブーツは別のモンスターになると思うので楽しみだ」と述べた。
「おそらく場所はフィラデルフィアになる。フィラデルフィアではブーツにかかるプレッシャーは大きい。前回はフィラデルフィアを離れてアトランティックシティで試合をしたが、素晴らしいパフォーマンスだった。複数の都市で集客できると思うが、復帰戦はフィラデルフィアになるだろう。」
「ゴールデンボーイとはオルティス戦についても話し合っている。これは避けられないと思う。ぜひ実現したい試合であり、アメリカのボクシング界で最高の一戦になるだろう」と強調した。
『The Ring』誌154ポンド級ランキングでオルティスの上にいる唯一の選手は偉大なテレンス・クロフォードである。オルティスはキャリア初期に140ポンド級で11連続KO勝利を飾り、その後ウェルター級に転向してさらに8試合連続のKOを記録した。
しかし同階級での健康上の問題が続いたため、2024年初めにスーパーウェルター級へと階級を上げ、現在はブーツとのビッグマッチに向けて位置を整えている。