カネロ・アルバレスはどうしても勝ちたかったが、不運にもテレンス・クロフォードはそれに協力しなかった。
ラスベガスのアレジアント・スタジアムには7万人以上が集まり、Netflixでは4100万人以上が視聴。
クロフォードが接戦ながらも明確な勝利を手にした。その無数の視聴者の中に
ジャロン・エニスもいた。フィラデルフィア出身の28歳は、
これまで何度もクロフォード(42勝0敗、31KO)に挑戦状を叩きつけてきた。将来の殿堂入りが確実なクロフォードと比較されることも多い。
アルバレス(63勝3敗2分、39KO)がキャンプを終える数週間前、
スイッチヒッターのエニスを呼び寄せていた。しかし助っ人を得てもなお、アルバレスはほとんど対応できず、クロフォードは12ラウンドをサウスポーで戦い抜いた。クロフォードと戦うことが依然として最大の目標だが、エニスはこの試合内容を称賛せざるを得なかった。
「クロフォードにとって素晴らしい勝利だったし、ボクシングにとっても素晴らしい試合だった。歴史的な目標を達成した。いい勝利だよ」
とエニスはYSM Sports Mediaに語った。
一瞬だけファンに戻るのは楽しかったが、エニス(34勝0敗、30KO、1無効試合)は自分のキャリアに集中している。元ウェルター級統一王者は最近、リング誌王座、WBA王座、WBC王座を返上し、154ポンドで再び王座を獲得することを決断した。
強烈なインパクトを残し、さらにセカンダリーベルトを獲得するチャンスを前に、エニスは試合当日を待ちきれない様子だ。
「調子は最高だ。もうすぐだ。ショーを見せる準備はできている。支配的なパフォーマンスと美しいノックアウトを期待してくれ」