テレンス・クロフォードは、そのニュースが流れた時、他の誰と同じように驚いた。

先月、『ザ・リング・マガジン』はジャーボンテイ「タンク」デービスとジェイク・ポールが11月14日にアトランタのステートファーム・アリーナでエキシビションマッチを行うと報じた。このイベントはNetflixで配信される予定である。

現時点では、イベントの詳細はまだ最終合意に至っていない。デービス（30勝0敗1分、28KO）は現在WBAの135ポンド級王者であり、一方のポールはキャリアを通じてクルーザー級のリミットで戦ってきた。

クロフォードによれば、この体重差こそが、試合がデービスにとって不利に働く理由であるという。

「ジェイクはタンクには大きすぎる」とクロフォードは『フルセンド・ポッドキャスト』で語った。「現実的に言って、彼はタンクには大きすぎるんだ」

クロフォードはこれまで、デービスの大ファンではないことを公言してきた。しかし37歳の彼は、デービスの実力を過小評価することは拒んでいる。それでも彼は、サイズの違いが決定的な障害になることを繰り返し強調した。

「タンクは非常に才能があり、強打を誇り、爆発力もある。だがジェイクは大きすぎる」とクロフォードは続けた。

直近の試合では、デービスは苦戦を強いられた。30歳の彼は3月1日にブルックリンのバークレイズ・センターでラモン・ローチと対戦し、マジョリティ・ドローに終わった。

多くの人が再戦を予想していたが、デービスは突然ポールとの契約に合意した。

一方、元ユーチューバーからクルーザー級の周辺コンテンダーに転身したポールは、これまで対戦相手の選定について数多くの批判を受けてきた。

2024年11月、ポール（12勝1敗、7KO）は元ヘビー級王者で2011年に殿堂入りしたマイク・タイソンを引退から呼び戻した。

ほぼ60歳のタイソンは大差の判定負けを喫した。その後、ポールは2025年6月28日にカリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで元ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニアに判定勝ちしている。

クロフォードは、この試合に意義を見出してはいない。しかし彼は視聴するとしている。もし両者が単なる過剰に宣伝されたスパーリングではなく、本気で戦うつもりなら、無敗の「バド」（41勝0敗、31KO）は、デービスが敗れるだけでなく、残酷な形で負けることになると考えている。

「勝つのはジェイクだと思う」とクロフォードは続けた。「彼はただ大きすぎる。もしジェイクがタンクに一発でも良いパンチを当てたら、それで終わりだ。ジェイクの右は強烈だ。体が大きく、人々が思っているほど遅くはないし、パンチ力もある」