ジャーボンテイ「タンク」デービスと
ジェイク・ポールが、11月15日にアトランタのステートファーム・アリーナでNetflixを通じてエキシビションマッチを行うことが関係者によって『ザ・リング・マガジン』に確認された。
デービス(30勝0敗1分、28KO)は、今月予定されていたラモント・ローチとのライト級王座戦リマッチに出場する予定であったが、7月11日に家庭内暴力の容疑で逮捕されたことにより試合は中止となった。その後、容疑は取り下げられた。
一方、ポールは元ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアとの大一番の交渉を進めていたが、ネットワークの問題で交渉は決裂したと関係者は述べている。
その代わりに、デービスとクルーザー級のポールは対戦することになった。両者の体重差やエキシビションルールを考えると、試合というよりエンターテインメント性が強いイベントになることは間違いないが、ビジネス的には大成功を収めるだろう。
2021年にフロイド・メイウェザーがジェイクの兄ローガン・ポールとエキシビションで対戦した際、メイウェザーは上限160ポンド、ローガンは190ポンドに制限されていた。今回さらに大きな体重差があるため、同様のルールが設けられることが予想され、もちろんデービスが普段使用する8オンスグローブやポールの10オンスよりも大きなグローブが使われる見込みである。
ポールは、派手なイベントにはおなじみである。昨年11月には当時58歳のマイク・タイソンと8ラウンド戦い、これがNetflixのボクシング参入のきっかけとなった。ルールは修正されていたものの、公式戦として認定された。
ポール(12勝1敗、7KO)は判定勝を収めた後、カネロ・アルバレスとの対戦交渉に入ったが、実現には至らなかった。その代わり、ポールは6月にフリオ・セサール・チャベス・ジュニアを破った。
ポールは、135ポンド級王者であるデービスとの試合を何度も要求してきた。ポールは200ポンド制限のクルーザー級に属している。
デービス(30歳)はボクシング界のトップスターの一人であり、2023年にライアン・ガルシアを破った試合ではPPVの販売数が100万件を超える大ヒットとなった。
デービスは3月にローチとの試合で物議を醸す引き分けに終わり、再戦への関心が高まっていたが、今回のエキシビションによりローチが再びチャンスを得られるかどうかは不透明である。
ポール(28歳)は身長6フィート1インチ(約186センチ)で、5フィート5インチ半(約166センチ)のデービスに比べて約19センチ(7.5インチ)の身長差を有している。
Mike Coppingerは『ザ・リング・マガジン』のシニアインサイダーであり、以前はESPNのボクシングインサイダーを務めていた。X(旧Twitter)およびInstagramで @MikeCoppinger をフォローできる。