一方で、ジェイク・ポールは自分が本物であることを証明するために
真剣な挑戦を望んでいると主張し、
カネロ・アルバレスやクルーザー級王者のヒルベルト・ラミレス、バドゥ・ジャックらとの対戦を熱望して声を上げる。
その一方で、“トラブル・チャイルド”ことポールは、総合格闘技への挑戦や、アンソニー・ジョシュア、コナー・マクレガー、ライアン・ガルシア、
ジャーボンタ・デービスといった多彩な相手とのボクシングマッチを模索することで、自身の主張に説得力を持たせるのに苦戦している。
「誰が相手でも俺は受けて立つ」と、ポールはフリオ・セサール・チャベス・ジュニアとの6月28日の試合を発表する記者会見後に
ザ・リング・マガジンなどのメディアに語った。
「俺はまだこの競技でウォームアップしている段階だ。ビッグマネーの試合とタフな相手を求めている。世界王者になりたい。これからどんどん試合に出ていくつもりだ」
王座獲得を目指す中で、ポールはライト級スターのデービスと11月に対戦するという話がまだ本気なのかと質問を受けた。
「その実現に向けて舞台裏で動いている」とポールは語った。「あの試合は確実にファンを喜ばせるし、今年最大のイベントになるだろう」
通常クルーザー級で戦うポールは、前戦で58歳のマイク・タイソンに勝利した際、227ポンド半でリングに上がった。
ポールとデービスの間には7階級の差がある。YouTuberからボクサーへ転身したポールは、デービスとの試合がどの体重で行われるかには言及しなかったが、一つだけ確かなのは、それがプロの試合ではないということだ。
「体重についても調整中だ」とポールは述べた。「おそらくエキシビションになると思う」
ポールによれば、デービスとの一戦は本来、デービスが3月1日にラモント・ローチと対戦した後に発表される予定だったという。しかし、その試合が物議を醸す引き分けに終わったことで、計画は即座に頓挫した。現在、
デービスとローチは8月16日にラスベガスでの再戦に向かっている。「すごく話が進んでいて、交渉も行われていて、実現寸前だった」とポールは4月にメディアに語った。「でも今は[デービスが]ラモントとの再戦で勝たなきゃいけない。そのあとで改めてやろうって話になってる。でも俺とジャーボンタは確実に試合を組む予定だったんだ」
Manouk Akopyanはザ・リング・マガジンの主任ライターである。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan をフォロー。