先週末にフリオ・セサール・チャベス・ジュニアに
判定勝ちしたジェイク・ポールのパフォーマンスは、将来的な世界タイトル挑戦への足がかりとなる十分な内容だった。
月曜日、WBA(世界ボクシング協会)は最新のランキングを発表し、
ポールをクルーザー級世界14位にランクインさせた。
この動きにより、ジェイク・ポール(12勝1敗、7KO)は、WBAおよびWBOクルーザー級統一王者
ジルベルト“スルド”ラミレス(48勝1敗、30KO)への挑戦資格を得たことになる。
チャベス戦に臨むにあたり、ポールと彼のプロモーターであるMVPプロモーションズ代表ナキサ・ビダリアンは、
チャベスに勝利した場合にはポールをランキングに入れるよう、主要認定団体に強く働きかけていた。
賛否を巻き起こす存在であるジェイク・ポールは、2020年からプロとしてのキャリアをスタートさせているが、その戦績の大半は衰えたMMAファイターや、58歳のマイク・タイソン、さらには昨年までリハビリ施設に入っていたフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(39歳)といった相手からの勝利で占められている。チャベスは2012年以降、意味のある勝利を挙げていない。
またポールは、評価の低いプロボクサーであるライアン・ボーランドとアンドレ・オーガストをいずれも初回KOで下している。彼の唯一の黒星は、2023年2月、プロ経験の浅いトミー・フューリーに判定で敗れた試合である。
ラミレスは土曜日、ジェイク・ポールの試合のアンダーカードに登場し、
ユニエル・ドルティコスに対して着実な内容で判定勝ちを収めた。その
後の記者会見では、ポールとラミレスが対面する場面も見られた。
「オレと戦いたいやつなんて山ほどいる」と、チャベスに勝利した後にポールは語った。「チケットでも取って並んでろって感じだ。気にしないさ。オレはまだ28歳、時間はある。誰とでも、いつでも、どこでも戦ってやるよ。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanをフォロー。