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ジェイク・ポール対ズルド・ラミレス戦、両者にとって最も理にかなう選択か
分析
Michael Rosenthal
Michael Rosenthal
RingMagazine.com
ジェイク・ポール対ズルド・ラミレス戦、両者にとって最も理にかなう選択か
ジェイク・ポールギルベルト「ズルド」ラミレスが現在の地位にいるのは、大きな夢を抱き、挑戦してきたからであり、その姿勢は称賛に値する。

ユーチューバーからボクサー、そしてプロモーターへと転身したポールは、未だ有力コンテンダーと対戦した経験がないにもかかわらず世界王座獲得を公言している。土曜夜にカリフォルニア州アナハイムで39歳のフリオ・セサール・チャベス・ジュニアを相手に10回戦のクルーザー級戦で一方的な判定勝利を収め、さらに自信を深めた。

ラミレスは168ポンドでメジャータイトルを保持し、その後、元のベルトを返上してから5年後に200ポンド級で2つのタイトルを手にした。統一王者として同じく39歳の元王者ユニエル・ドルティコスに判定勝利を収め、WBOとWBAの王座を防衛した。

しかし、両者ともに限界に近づいている可能性がある。

ポール(12勝1敗7KO)は、殿堂入りが確実視されるカネロ・アルバレスや200ポンドの王者バドゥ・ジャック、さらにはヘビー級のアンソニー・ジョシュアといったビッグネームに挑戦を表明してきた。

熱心なボクシングファンの中には、ポールがこれまでの実績を考慮すれば成長を認めつつも、こうした名前を出すたびに目を丸くしたり顔をしかめたりする者も多い。

カネロに挑む?ありえない。メキシコのスターは同世代屈指のファイターであり、今なおピークに近い存在だ。ポールがこのマッチアップで唯一優位に立つのは体格面だけだろう。ジョシュアに挑む?ポールは試合中に夢でも見ながらマットの上で眠ることになるに違いない。その夢の中で、どれだけのファイトマネーを得たか数えることくらいはできるかもしれない。

それでもポールは本気である。チャベスに勝利した後、アルバレスについて、報道によればポール陣営と話し合いを持ったとされる相手との対戦を今後も追い求めるのか問われた。

ポールは「まだ可能性は消えていない」と語り、「自分がベルトを取ったら、カネロもクルーザー級のそのベルトを懸けて戦いたくなるはずだ……それがプランだ」と続けた。




常識外れに見えることでも、彼にとっては普通のことだ。度胸が美徳であるなら、ポールはそれに恵まれている。

ポールと「モースト・バリュアブル・プロモーションズ」のパートナーであるナキサ・ビダリアンは、2度ヘビー級王座を獲得した35歳のアンソニー・ジョシュアとの対戦についても本気で狙っているようだ。ジョシュアもまた限界に差し掛かっているとされるが、そのパンチ力は依然として健在である。

ビダリアンは真顔で「来年末にジョシュアを狙っている」と語った。

ディオンテイ・ワイルダーだって体重215ポンドの相手を倒していたじゃないか?ポールは土曜の試合後にそう語った。「確かに彼は6フィート6インチくらいあるけど、自分は挑戦が好きなんだ」と付け加えた。

ポールにとって最も現実的な200ポンドのタイトル奪取ルートはWBC王者ジャックを通る道であり、そのためジャックの名前を挙げている。とはいえジャックは41歳だが、スウェーデン出身の経験豊富な3階級制覇王者であり、いまだに戦える選手であるため、ポールにとっては厳しい相手だ。誰もポールが勝つとは思わないだろう。

ポールにとってベストな選択肢は、自身に唯一土をつけたトミー・フューリーかもしれない。ポールは土曜の試合後に再びフューリーを指名した。2年半前にフューリーと対戦したときは「まだ自分は発展途上の子どもだった」と振り返り、その雪辱を果たしたいと語っている。

そしてもちろん、もう一つ理にかなう相手がいる。土曜の記者会見でフェイスオフを交わしたラミレスである。




34歳のメキシコ人であるラミレスは現時点で別の計画を持っているようだ。『The Ring』誌およびIBFクルーザー級王者ジャイ・オペタイアとの統一戦を目指しており、それはオーストラリア人のオペタイアにとってまさに望む展開である。

オペタイアはプレスリリースで「これまでも言ってきたが、改めて言う。自分こそが世界最強のクルーザー級だ。ラミレスはドルティコス相手にいい試合を見せたが、自分がナンバーワンだと本当に信じているなら、その証明の方法は一つしかない。言い訳や引き延ばしにはもううんざりだ。

他の王者たちは誰も自分と戦おうとしてこなかったが、もうその時が来た。今こそこの階級を統一するべきだ」と語った。

誰もラミレス(48勝1敗30KO)が200ポンド級の完全統一を目指すことを責める者はいない。真剣なボクサーなら誰もが夢見る道である。

しかしラミレスにとって問題なのは、オペタイア(28勝0敗22KO)がスピード、パワー、テクニックを兼ね備えた次世代のスターであるという点だ。ラミレスには経験と根性があるものの、総合力ではオペタイアに及ばないという評価が多い。

ラミレスは2022年にディミトリー・ビボルとのライトヘビー級戦で完敗を喫しており、オペタイア戦でも同様の結果になるとみる声もある。

むしろポールとラミレスはお互いにとってベストな選択肢かもしれない。ポールにとってはベルト挑戦のチャンスであり、本人も勝てると信じている。チャベスに勝利後「ズルドは動きが遅く見えた。楽勝だろう」と豪語した。

ラミレスにとっても、オペタイアのような怪物に挑む前に比較的楽に、かつ巨額のファイトマネーが得られる試合になるだろう。ポール対チャベス戦を現地で見ていた関係者は「ポールの快進撃もそこまでだろう」とコメントした。

ポール対ラミレスが次に組まれるのか?


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