本日、IBFおよび『ザ・リング』誌認定クルーザー級王者
ジャイ・オペタイアが、義務挑戦者
ヒュセイン・ジンカラを相手にタイトル防衛戦を行うことが発表された。試合は12月6日、クイーンズランド州ブロードビーチのゴールドコースト・コンベンション&エキシビションセンターで開催される。
両者は当初1月に対戦予定だったが、ジンカラが練習中に足首を負傷し試合は中止に。その代役として2020年五輪銅メダリストのデビッド・ニイカが急遽出場したが、第4ラウンドに壮絶なKO負けを喫している。
今回あらためて対戦が決まり、オペタイア(28勝0敗、22KO)は“第2のホーム”ともいえる舞台で、ジンカラ(23勝0敗、19KO)との「リング・オブ・ファイア」を心待ちにしている。
「ゴールドコースト・コンベンションセンターは自分のホームのようなもの。ファンの前で負けることはない」と、オペタイアは試合発表の声明で語った。「試合夜の雰囲気はいつも最高だし、今回も例外ではない。」
オペタイアは2012年ロンドン五輪と2014年コモンウェルスゲームズに出場後、2015年にプロ転向。ナショナル王座とOPBF王座を獲得し、2022年7月にはIBF&リング王者マイリス・ブリエディスを豪州に呼び込むことに成功。序盤から好内容を展開し、終盤の反撃を退けて12回判定勝ちを収め、悲願の世界王座を手にした。
しかし、その試合で顎を骨折し復帰まで14カ月を要した。復帰戦では2023年9月にジョーダン・トンプソンを4回TKO、同年12月にはエリス・ゾロを1回KOで退け、改めてその強さを示している。
IBFは、ジャイ・オペタイアがランキング上位10位以内の挑戦者ではなく別の相手と戦ったことで王座を剥奪した。しかし彼は、昨年5月にサウジアラビア・リヤドでマイリス・ブリエディスに再び勝利して旧ベルトを取り戻した。ニイカ戦でのKO勝利の前にはジャック・マッシーを6回TKOで下し、さらに6月8日には無敗だった
イタリアの挑戦者クラウディオ・スクエオを圧倒的に粉砕している。一方のジンカラは2016年にプロデビュー。トルコ系ドイツ人である彼は、ドイツのローカルシーンを中心に、トルコでの試合も重ねながらステップアップしてきた。
これまでの主な勝利には、ベテランのグスマイール・ペルドモ(2回TKO)、アル・サンズ(3回TKO)、アルメンド・ジョジャイ(2回TKO)らが挙げられる。足首の負傷から回復したあとは、今年4月26日にフアン・ディアスを初回TKOで下してキャリアを再開している。
さらに、この興行ではスーパーミドル級の有望株マックス・マッキンタイア(8勝0敗、7KO)、経験豊富なスーパーウェルター級コンテンダーのベン・マホニー(15勝0敗1分、8KO)、そしてライトヘビー級のジャック・グレゴリー(7勝1敗、4KO)も出場予定で、対戦相手は後日発表となる。
質問やコメントは Anson([elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk))まで。Xでは @AnsonWainwr1ght をフォローできる。