ガーナ国家スポーツ庁は今週木曜日、プロボクシングの活動停止措置を解除する予定であり、これによりマッチルームが
西アフリカの同国で初となる興行をクリスマスの5日前に開催する道が開かれる。
国家スポーツ庁(NSA)は、半年の間にボクシング関連で2件の死亡事故が発生したことを受け、当初、国内のすべてのボクシング活動を停止する決定を下していた。
同庁は、この決定について「生命を守り、競技の健全性を維持し、ガーナにおけるその将来を確保するための必要な措置」であると主張していた。その後、安全対策の強化や「統治および運営体制」の改善に取り組んできた。
活動停止措置が続く中、エディ・ハーン率いるマッチルームは今月、ガーナで初のプロモーションを行うと発表。12月20日、首都アクラのレゴン・スポーツ・スタジアムで
開催される興行のメインイベントとして、クレイグ・リチャーズとダン・アゼーズの対戦が予定されている。
ハーンは最近、「
ザ・リング・マガジン」に対し、この大会(DAZNで生中継予定)が、
アンソニー・ジョシュアのガーナ開催実現に向けた重要な「前段階」となると語った。
そして現在、NSAは声明の中で「活動停止の要因となった主要な問題への対応において大きな進展があった」と述べ、プロボクシング活動の再開を正式に認めた。
声明ではさらに次のようにも述べられている。
「当庁はプロボクシングの活発な復活を期待しており、強化された新基準のもと、国内外のプロモーターや投資家が国際的な試合や協力関係をガーナにもたらすことを奨励する。」
最初にガーナで興行を行う国際的プロモーターとなるのはマッチルームであり、12月20日の大会にはヘビー級有望株レオ・アタンとインドのサウスポー、ニシャント・デヴも出場予定だ。
さらに、マッチルームは来年2月にアンソニー・ジョシュアをメインに据えた、より大規模なイベントを開催すると見られている。
2度の世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアは、1年以上ぶりとなる次戦に向けてすでにキャンプに戻っており、2026年初頭の復帰が見込まれている。