ラスベガス —
ゲイリー・ラッセル・ジュニアは土曜日、ほぼ3年半戦わないボクサーに見えなかった。
元WBCフェザー級チャンピオンは手の速さ、技術、パワー、運動能力でウーゴ・カスタネダを圧倒し、4回倒し、10ラウンドの序盤にボディショットでノックアウトした。レフェリーのハーヴィー・ドックは、
マニー・パッキャオ対マリオ・バリオスのアンダーカードで、予定された10ラウンドの26秒で試合を止めた。
ラッセル(37歳)は2022年1月以来戦っておらず、その時フィリピンの
マーク・マグサヨに多数決判定で敗れ、2008年米国オリンピアンからWBC126ポンド王座を奪われた。キャピトルハイツ(メリーランド)出身の左利きのラッセル(32勝2敗、19KO)は、ニュージャージー州アトランティックシティのボルガタイベントセンターで行われたその試合にボクシング最長在位チャンピオンとして臨んだ。
長引く肩のけがと、WBA140ポンド王者
ゲイリー・アントワン・ラッセルを含む弟たちのトレーニングに集中したことで、彼は3年以上リングから離れていた。カスタネダ(15勝3敗1分、11KO)をノックアウトしたのは、2015年3月にメキシコのジョニー・ゴンザレスを4ラウンドで倒してWBCフェザー級タイトルを獲得して以来、
不活発で知られるラッセルの7戦目だった。
ラッセルは10ラウンド開始13秒で左のボディショットをカスタネダに浴びせ、彼をグローブとひざにつかせた。果敢なメキシコ人は4度目のカウントをクリアしたが、あまりにダメージが大きく、ドックは続行を許さなかった。
2ラウンドで2回、6ラウンドで1回倒された後、カスタネダは3ラウンドと7ラウンドで打ち返した。ラッセルはガードを固め、パンチをブロックし、カスタネダを組み止め、全く動じていないように見えた。
Keith Idec はザ・リングのシニアライター兼コラムニストである。X(旧Twitter)では@idecboxingで連絡可能。