イライジャ・ガルシアは10月25日、ラスベガスのMGMグランドでアブラハム・ガブリエル・ブオナリゴと対戦する。試合はセバスチャン・フンドラ対キース・サーマン戦のアンダーカードとして行われる。
ガルシア(17勝1敗、13KO)は自身の認証済みインスタグラムでこの一戦を発表。PBCの最新興行のうち、ペイ・パー・ビューではないパートに組み込まれることを明かした。
アリゾナ出身の22歳ミドル級コンテンダーであるガルシアは、無敗の有望株として順調にキャリアを築いていたが、2023年9月には
アルマンド・レセンディスを8回TKOで下して強烈な印象を残した。
そのレセンディス戦の勝利は、時を経ても価値を増している。というのも、レセンディスはその後階級を上げ、2024年
5月に元IBF王者カレブ・プラントを番狂わせで破り、WBA世界スーパーミドル級暫定王座を獲得したからだ。
一方で、ガルシア自身の王座戦線はその後の2試合で足踏み状態となっている。
2024年6月、カイロン・デイビスとのスプリットデシジョンで初黒星を喫したイライジャ・ガルシアは、その後
3月に復帰戦を行い、テレル・ガウシャにスプリットデシジョンで勝利した。ガルシアは初回にダウンを奪われ、10ラウンドを通してガウシャに189対154でヒット数でも上回られたにもかかわらず、
議論を呼ぶ判定勝ちを手にした。今回対戦するアブラハム・ガブリエル・ブオナリゴ(14勝5敗、11KO)はアルゼンチン出身の30歳。2023年12月に
ケビン・レレ・サジョに4回TKOで敗れて以来、無名選手を相手に2試合連続で3回TKO勝ちを収めており、ガルシアの実力をさらに測る試金石となる。
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライター。XとInstagramで @ManoukAkopyan をフォローできる。