ニューヨーク発 — キース・コノリーは、ハムザ・シーラズが7月12日に予定されている12ラウンド戦の半分以上、
エドガー・ベルランガのパワーに耐える姿を想像できないという。
コノリーがマネジメントを務める自信満々のコンテンダーは、スーパーミドル級でも屈指のパワーを誇る。さらにコノリーは、ミドル級(160ポンド)から168ポンドに階級を上げてきた英国人ボクサー、シーラズの顎の耐久性にも疑問を抱いている。試合はクイーンズの
ルイ・アームストロング・スタジアムで開催されるザ・リングのPPV興行で行われる。コノリーの自信は、木曜日にタイムズスクエアのパラディウムで開かれた記者会見で、ベルランガ自身が見せた堂々とした態度とも一致していた。
「エドガーにとってこれは大きな試合だ」とコノリーは語る。「エドガーがニューヨークで戦うときは、いつだってビッグイベントになる。彼はここで人気があり、常にチケットを完売させる。リング誌のCOOであるリック(リーノ)が先ほど言ったように、これは打ち合いの展開になるだろう。この試合が5、6ラウンドを超えるとは思えない。シーラズは素晴らしい選手だが、ボクシングにはレベルがある。そして彼はエドガーのレベルには達していない。だから、7月12日は一方的な展開になると見ている。激しいノックアウトが起こると思う。……この試合は間違いなく、その夜のベストバウトになる。そして派手なKOが見られるはずだ。これはエドガーにとって、年末に向けたさらなるビッグチャンスへの足がかりになるだろう。」
ベルランガ対シーラズ戦と
シャクール・スティーブンソン対ウィリアム・セペダ戦は、毎年夏に全米オープンテニスが開催される主要会場のひとつで、ザ・リングが披露する4試合のうちの2試合である。スティーブンソン(23勝0敗11KO)は、ニュージャージー州ニューアーク出身の3階級制覇王者であり、WBCライト級タイトルの義務防衛戦として、メキシコ出身のサウスポー、ウィリアム・セペダ(33勝0敗27KO)と対戦する予定だ。
木曜日にコノリーの予測を受けて、ハムザ・シーラズのマネージャーであるスペンサー・ブラウンは、2月22日にサウジアラビア・リヤドのANBアリーナで行われた
WBCミドル級王者カルロス・アダメスとの物議を醸すスプリットドローにもかかわらず、シーラズが同様に自信を持っている理由を説明した。
「さきほどバックステージでキース・コノリーと話したよ」とブラウンは語った。「彼の発言を繰り返すなら、“ハムザは6ラウンドしかもたない”ということになる。でも、我々は敵地に乗り込むつもりだ。シーラズは168ポンドに階級を上げた。ベルランガは非常に大柄な選手で、倒すのは簡単ではない。しかし、我々はハムザ・シーラズなら勝てると、しかも楽に勝てると信じている。
なぜなら、前回の試合を経て“危機をなんとか回避した”と思っている人が多いが、実際には彼は試合中に拳を骨折していたし、減量にも苦しんでいた。今は自然な形でこの階級の体重を作れている。彼は身長6フィート4インチの大柄な選手で、この階級にしっかりフィットしている。だから我々は、間違いなく勝てると思っている。ベルランガの本拠地である“ライオンの巣”に乗り込んででも、勝ちに行くつもりだ。実際、かなり自信を持っているよ。」
シーラズは、アダメス(24勝1敗1分18KO)との12ラウンド戦の序盤で左手を骨折していた。
ブラウンとシーラズ(21勝0敗1分17KO)は、その負傷がパフォーマンスに影響したと確信しており、同試合ではジャッジのグイド・カヴァレリが115-114でシーラズを支持した一方で、バリー・リンデンマンは118-110でアダメスの勝利と採点。オマール・ミントゥン・シニアは114-114の引き分けと判定した。
アダメス戦での減量苦を経験したことがきっかけとなり、
ザ・リングミドル級ランキング3位のシーラズは、今回の試合で8ポンド上の階級へと転向する決断を下した。なお、ベルランガ(23勝1敗18KO)は、ザ・リングのスーパーミドル級ランキングで9位に位置している。
Keith Idec はザ・リング・マガジンの上級ライター兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxing で連絡可能。