「
ザ・リング」のニューヨークでの2回目のイベントは、5月2日にタイムズスクエアで開催された初回イベントよりも、はるかに多くのファンを収容できる。
7月12日に開催されるこのイベントでは、
エドガー・ベルランガ対ハムザ・シーラズ、
シャクール・スティーブンソン対ウィリアム・セペダの試合が行われる予定だ。会場はクイーンズにあるルイ・アームストロング・スタジアムで、毎年夏に全米オープンテニスが開催される場所。2018年8月に開業したこのスタジアムは、ボクシングを開催するのは今回が初めてで、開閉式の屋根を備え、約14,000人の観客を収容できる。
5月2日にマンハッタンのタイムズスクエアで行われた「
FATAL FURY: City of the Wolves」では、招待された数百名のみが観戦できた。メインイベントでは
ロリー・ロメロがライアン・ガルシアを12ラウンドで番狂わせの勝利を収めたが、チケットは一般販売されなかった。
7月12日のイベントのチケット情報は近日中に発表される予定だ。
ブルックリン出身の
エドガー・ベルランガと、ニュージャージー州ニューアーク近郊出身で3階級制覇を達成した
シャクール・スティーブンソンは、ともにニューヨーク大都市圏にファンベースを持っている。スティーブンソンは2016年のオリンピック銀メダリストで、近年プルデンシャル・センター(ニューアーク中心部)で観衆1万人超を2度集めた実績がある。
イングランドの
ハムザ・シーラズ(21勝0敗1分、17KO)は、スーパーミドル級デビュー戦で難しい試合に挑むことを受け入れた。
ベルランガ(23勝1敗、18KO)は、昨年9月14日にラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われたカネロ・アルバレス(63勝2敗2分、39KO)との試合で12ラウンドの判定負けを喫したのみ。「ザ・リング」の168ポンドランキングでベルランガは9位、シーラズは160ポンドで3位にランクインしている。
シーラズは、2月22日にサウジアラビアのリヤドにあるANBアリーナで行われた12ラウンドの試合で、WBCミドル級王者カルロス・アダメス(24勝1敗1分、18KO)と物議を醸す引き分けを記録した。
シャクール・スティーブンソン(23勝0敗、11KO)は、WBCライト級タイトルの指名防衛戦としてウィリアム・セペダ(33勝0敗、27KO)と対戦する。
メキシコ出身のサウスポー、セペダはWBC暫定135ポンドタイトルを保持し、「ザ・リング」のランキングで4位に位置している。スティーブンソンはその1つ上の3位で、現在「ザ・リング」のライト級タイトルは空位となっている。
Keith Idecは「ザ・リング」のシニアライター兼コラムニスト。X(旧Twitter)で@
idecboxingから連絡可能。