ダニー・ガルシアがブルックリンの
バークレイズ・センターで行うラストファイトに、新たなセミファイナルが決定した。
ナヒール・オルブライトが元IBFライト級王者
リチャード・コミーと、10ラウンドのジュニアウェルター級戦で対戦することになった。両者の一戦はメインイベントの前座を飾るチーフサポートとして行われる。
ガルシアは「Farewell to Brooklyn」と題されたイベントのメインで、ダニエル・ゴンザレスと10ラウンド戦を行う。この試合は、2階級制覇を果たした元世界王者ガルシアのブルックリンへの別れの一戦として、MILLIONS.coのペイ・パー・ビュー(東部時間午後6時/太平洋時間午後3時)で配信される。
38歳のコミーは当初、
アシュトン・シルヴと対戦する予定だったが、次戦の相手としてオルブライトに決まった。ガーナ・アクラ出身のコミー(31勝5敗1分、28KO)は、8月31日にデトロイトで行われたウィリアム・ジャクソン戦で2回TKO勝ちを収め、約2年半ぶりのブランクを終えた。
コミーの5敗のうち4敗は、現役または元世界王者に喫したものだ。その中には、現Ringジュニアウェルター級王者
テオフィモ・ロペスや、
最近引退した3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコも含まれる。
29歳のオルブライトは、前戦となる2023年10月の試合でケルビンの弟で元WBOライト級王者の
キーショーン・デイビスにマジョリティ判定で敗れていた。しかしその後、テキサス州での試合に出場するボクサーに禁止されているマリファナの陽性反応がキーショーンから検出されたため、この試合結果はノーコンテストに変更された。
オルブライトは、2016年9月のプロデビュー戦で敗れて以来、直近17試合のうち16勝を挙げている。唯一の黒星は、元タイトル挑戦者
ジャメイン・オルティス(20勝2敗1分、10KO)に10ラウンド判定で敗れた試合だ。
一方、アンダーカードではベテランの
ガブリエル・ロサド(27勝17敗1分、16KO)が、ヴォーン・アレクサンダー(19勝16敗2分、12KO)とスーパーミドル級8ラウンド戦で対戦する。
ポーランドのヘビー級、ダミアン・クニバ(16戦全勝、10KO)は、フィラデルフィアのベテラン、ジョーイ・ダウェイコと8ラウンド戦で対戦する。また、元WBA暫定スーパーフェザー級王者
クリス・コルバート(17勝3敗、6KO)は、アルゼンチンのブラス・エセキエル・カロとライト級(135ポンド)で8ラウンド戦を行い、1年ぶりの復帰戦に臨む。