、2026年に
カネロ・アルバレスと対戦する可能性があるのはシーラーズかユーバンクのどちらかだと明かした。
「次戦の相手はこの2人のうちどちらかになるだろう。シーラーズかユーバンクだ」と、アルバレスがクロフォード戦後に誰と戦うかを問われたアル・シェイクは語った。
もっとも、シーラーズあるいはユーバンクとカネロの対戦が実現するには、いくつもの条件が絡んでくる。
まずシーラーズは、7月12日にニューヨーク・クイーンズのルイ・アームストロング・スタジアムで行われるザ・リングの
「Ring III」ペイパービュー興行のメインイベントで、エドガー・ベルランガとの対戦を控えている。
この一戦はWBCスーパーミドル級挑戦者決定戦で、DAZNのペイパービューで配信される。シーラーズ(21勝0敗1分、17KO)にとっては、スーパーミドル級初陣であり、元ミドル級王者アンディ・リーを新トレーナーに迎えての初戦でもある。
シーラーズは、2月22日に
WBCミドル級王者カルロス・アダメスとのスプリットドロー(判定1-1)からの再起戦となる。多くの人々がこの試合でシーラーズの敗北を支持していた中での引き分けだった。アル・シェイクはまた、ベルランガが勝った場合もビッグファイトへの扉が開かれると明言している。
ベルランガ(23勝1敗、18KO)は、3月15日にジョナサン・ゴンサレス=オルティスを初回KOで下しており、唯一の敗北は昨年のカネロ戦(アルバレス戦績:63勝2敗2分、39KO)だ。
「ベルランガには再浮上の大きなチャンスがある。われわれとの非常に大きな試合が待っているかもしれない」とアル・シェイクは語った。
その前に、カネロは
9月13日、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで行われる『
There Can Only Be One(ひとつの時代に最強は一人だけ)』と題された試合で、テレンス・クロフォード(41勝0敗、31KO)と対戦する必要がある。この試合では、カネロのスーパーミドル級4団体統一王座およびThe Ring王座が懸けられる。
さらにアル・シェイクは、ユーバンクがコナー・ベンとの再戦を行うことも明かした。時期は9月最終週または10月第1週で、場所はイギリスのトッテナム・ホットスパースタジアムまたはウェンブリースタジアムの予定だ。
ユーバンク(35勝3敗、25KO)は、4月26日に行われた年間最高試合候補(Fight of the Year)の一戦で、ベン(23勝1敗、14KO)に3-0の判定勝ちを収めている。
今回のニュースによって、3人のファイター全員にとっての重みがさらに増した。カネロは、クロフォード戦を通じて自身のレガシーと時代最強の称号を確固たるものにしようとしている。一方、シーラーズとユーバンク・ジュニアは、それぞれの次戦が激闘必至の試合になると予想されている。
そして今、アル・シェイクの発言により、シーラーズとユーバンクはそれぞれベルランガ、ベンと戦うだけでなく、互いに“次なるカネロ戦”の座を争うライバルにもなった。